パーティ行かなあかんねん

元々はロスで撮影するはずだったガーデン式パーティをこのモデルルームの庭で撮影することになった。花と料理は翻訳兼役者のスタッフに手伝ってもらって手配することが出来た。半日だけの撮影でそれほど予算はかけられないのでイタリアンレストランのオーナー(中国人)と値段交渉する。といっても私は側で見ているだけだったが。
「そうねえ。うちで立食式パーティを開く時は、1人80元の計算なの。」(オーナー:JACK)
「食器や什器も必要です。エキストラは30人くらい。でもほとんど食べないし、盛り付けさえきれいなら実際味がなくてもいいくらい。」(私)
「そうなの。そちらの予算はおいくらくらいなのかしら。」(JACK)
「ていうかぶっちゃけ、そっちはまるまるいくらかかるのよ?」(中国人スタッフ)
中国でいつも見慣れた光景がここでも展開中。お店でこっちが値段を聞いているのに、「じゃ、いくらなら出すのよ」って逆に聞かれるという。中国での値段交渉は中国人に任せるのが一番だ。
こんな感じでお花屋さんとの値段交渉も進む。
その後その中国人スタッフの家にパーティ用品を取りにいく。ところが夕方から暴雨になり街中水浸し。彼女の家も外国人が多く集まる高級住宅地にあるが、家の玄関の前が滝になっていた。ものすごく高級な家なのに、秘密の洞窟が奥にあるような滝をくぐらなければ家に入れないなんて。
雨に濡れるよりその滝に打たれてびしょびしょになりながらホテルに戻る。