ビザがない

主演の1人である中国人俳優のビザがどうにもこうにもおりない。ということで相変わらずごたごたしている。彼は以前にもアメリカに来た事もあるし英語はべらべら。どうもアメリカ大使館での面接で面接官に悪い印象を与えた&最近中国のIDナンバーを変えたかららしい。そんな訳で彼の分は北京に帰ってから撮り直しになりそう。いや、私は北京に戻らないがな。
ビザが降りないと分かった途端、北京にいる製作はいろんな手を尽くしている。てっとり早いのが知り合いのお偉いさんに直談判。それを聞いて「中国相変わらずだよ」と私はうんざり。それでなくても今回のこのロスロケ、お金やビザの手続きに関しては私が知っているだけでもグレー部分がいっぱい。さすがに夕飯にセブンイレブンで買って来たホットドッグを一つ手渡された時は、「ここで浮いた予算は一体どこに回っているのか」考えずにはいられなかった。
現場担当の制作部はみんなド素人だし、人手が足りないといいながら毎日観光している人はいるし、スタッフの食事は質素なのに、監督のとりまき達は毎日外に出かけて夕飯食べているし。
大陸で仕事を続けるのを考え直さないといけない時期にきたかも。