昨日今日と30分のトーク番組に出演した劉イエ。坊主頭から見て少し前の録画かと推測出来る(今は髪が伸びて短髪というかんじ)。
ゲストに中央戯劇学院の恩師も登場して在籍当時の話も聞くことが出来た。18歳で北京に上京して来た時、周りの同級生は演技の勉強をしてきた人ばかりで、何も分からない劉イエは共同課題の時に相手が見つからないことが多かった。そんな時よく真夜中に後海まで走りそこで大泣きした。「夜中誰もいない湖に向かってきれいな月の下で泣くのは情景としては美しいが、実際は大男が大声で泣いているだけ(笑)。」
その後、「那山那人那狗(山の郵便配達)」「藍宇」で有名になる。金馬賞主演男優賞に選ばれた時、後ろに座っていた胡軍アニキに遠慮してあまり喜びを表立って表していないが、心の中は相当うれしかった。
その後話は話題の新しいフランス国籍の彼女にまで及ぶ。彼女とは普段中国語で話す。フランス語は難しいから。「自分はロマンティックな人間か?」と聞かれ、
「2人でフランスの田舎に行った時、とてもきれいな場所で天気も良くてとてもロマンティックな雰囲気だったのに、自分でもわからないけどつい興醒めなことを言ってしまい、彼女から『あなたはまったくの詩人ね(皮肉)』と言われてしまった。いつもそうなんだ。」
「それじゃ今まで自分がしたことで最もロマンティックだと思うことは?」と聞くとかなり考えた後で、「彼女の誕生日にワインを20本ぐらい自分で開けたんだ。コルクがなかなか出て来なくてたいへんだったんだけど、それを一本開けてはみんなに1杯づつ配ったことは自分の中では最もロマンティックだったね。」そこにみんな大爆笑。
更に「今後彼女とはどういう進展になるの?」とつっこむと、「えーっとそれは・・」と口ごもっている間に恩師が「あちらの親御さんにはもう会ったのよねえ?」と発言。
「せんせーいっ!!」と叫んで劉イエあっけなく沈没。「あら、まずかったかしら?ほほほ」と笑う先生。
そんな感じの楽しいトーク番組だった。いや、単に劉イエがおもしろい。それにしても何でも知っている先生はすごすぎ。