The road to Hong Kong Coliseum(紅館への道)~その4~

朝の日課として、いつものように仕事前にインスタとFacebookをチェックしていて今回の事故のことを知った。

最初はすぐには信じられなかった。

その後ずっと香港のニュースを検索して事実を確認した。

事故が起きたのは12日間ある中の第4日目。コンサート中盤の呂爵安(イダン・ルイ)の「Elevator」と盧瀚霆(アンソン・ロー)の「Megahit」をミックスしたバージョンを2人で歌う時だ。

今回の大型スクリーンは固定式ではなく、曲に合わせて角度が変えられるようになっていた。そのスクリーンのうちの1枚のワイヤーが切れたため、重さを支えきれずにステージに落下した。

負傷したダンサー2人は、張梓峯(阿峯)と李啟言(阿Mo)。阿峯は比較的軽傷だったが、阿Moは当時意識はありながらも重傷。阿Moは盧瀚霆や姜濤(ギョン・トウ)のMVにデビュー当時からよく登場していて、お団子頭と綺麗な顔立ちでバッグダンサーの中でも特に目立つ存在だ。最近では姜濤と一緒にコカ・コーラのCMにも出演していて、今後はダンサー以外でも活躍していくのだろうと思っていた。

 

一早く日本語でニュースを取り上げたのはハフポストだった。

そのハフポストのニュースの後、ヤフーニュースなどもネットで流し始めた。その後は有象無象のわけのわからない輩たちも拡散していき、そういうのは大抵興味本位で不愉快なものばかりだ。

コンサートを主催するMakerVillerは今日以降のコンサートと、予定されていた7/30、7/31、8/5の生ライブ配信を中止することを発表した。それに合わせてThe Oneや時代廣場(タイムズスクエア)にあるPop up storeやコンサートグッズを売るお店も取消となった。

安全問題は7月25日の初日から問題視されていた。本番直前のリハーサルでもダンサーが負傷したり、移動式舞台の機械の不具合などが目に見えて明らかだったからだ。なので2日目以降安全重視で演出を変えたりしたが、今回の大きな事故を防ぐことは出来なかった。

阿Moの早期回復と原因究明を祈るのみだ。