もしもはるたんが香港人だったら「大叔的愛」

只今TELASAで配信中の、「おっさんずラブ」の香港版リメイクドラマ。香港では2021年6月から放送。日本オリジナル版よりも長い約45分×15話なので、その分話が膨らんでいろいろ楽しめる。

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春田創一:田一雄(阿田)を呂爵安(イダン・ロイ)、牧凌太:凌少牧(阿牧)を盧瀚霆(アンソン・ロー)、黒澤武蔵:翟國強(KK)を黃德斌(ケニー・ウォン)が演じている。その他に栗林歌麻呂:呂俊霖(ルイス)を邱士縉(スタンリー・ヤウ)が演じていて、呂爵安、盧瀚霆、邱士縉がMIRRORのメンバーである。

おっさんずラブ」の成功の一因は何といっても’吉田鋼太郎のハジけた演技だ。なので普段笑うことも少ない硬派のケニーを持ってきたのは正解だ。こんなケニー今まで見たことないwウエディングドレス姿まで披露するなんてwwwほんと演技の振り幅がすごい。

イダンも本家の田中圭に負けず顔芸を大披露。こちらも笑える。

日本オリジナル版に対してリクペストしつつも、しっかりローカライズされてまったく違和感が無い。日本版での有名になったセリフやシーンもうまく再現されている。屋上で手作り弁当を食べる、壁ドン、バックハグ、ギリギリでいつもすれ違い、街中をやたら走るなどなど、香港ではまず見ない光景も「日劇(日本ドラマ)あるある」として、小さな頃から日本のドラマを見慣れている香港人にとって全部許容範囲。オープニングのダンスも「逃げるは恥だが役に立つ」っぽいと好評。

日本と香港をうまくMIXしたハイブリッドドラマというべきか。中環(セントラル)の観覧車の前の愛の告白なんて、まさに香港ならではだ。屋上は尖沙咀(チムサーチョイ)の「THE ONE」。海に面した歩道橋は尖東(チムサーチョイイースト)にある。2人の初デートは赤柱(スタンレー)、阿牧の実家は大澳だ。

撮影は2021年の1月~3月なので、コロナの影響で台湾部分も香港で撮影されている。

そして毎回最後に流れるおまけも素敵。特に第11話と第13話のエピソードはキュンキュンする。

このドラマによって主演の2人の人気も急上昇。しかし実はそつのないイケメン、スタンリーの方が使い勝手の良さをアピール出来ているような気がする。

なんて言いながら、このままMIRROR沼にハマるかも。