2022年はこれで幕開け「バジラーオとマスターニー(2015)」

「インディアンムービーウィーク2021」から。偶然ネットでスケジュール表を見つけて慌ててなんばパークスシネマに出かけた。1回だけの上映だったので間に合ってラッキー。

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サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督の作品の順番で言うなら、「銃弾の饗宴 ラームとリーラ(2013)」と「パドマーワト 女神の誕生(2018)」の間になる。

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見比べると、徐々にスケールアップしていっているのが分かる。「パドマーワト」のテーマが「火」だとするなら、この映画は「水」。部屋の中心にあるプールや庭の噴水、自然の中の滝や湖など、常に画面に水が登場する。

セットで圧巻なのは鏡の間。これも水の表面として捉えられる。

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音楽、ダンスともに素晴らしい。バンサーリー監督の美意識が炸裂しっぱなし。

ダンスのシーンはどれも素晴らしいが、今回女性2人のダンスも登場する。その名も「妻ダンス」。

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もう2人ともキレッキレ。

ストーリーはよくある三角関係のもつれ&嫁姑問題。宗教うんぬんより、妻も愛人もよく出来たヨメだったということが悲しい結末に結び付いたのかなと思う。

衣装、アクセサリーも今回どれもため息ものでうっとり。ディーピカーちゃんは姫として以外にも、戦場に出たり幽閉されたりで結構ボロボロになっている。それでも充分美しい。

3作品共演したディーピカーちゃんとランヴィール・シンは2018年にめでたく結婚。その結婚式の様子がまるで映画のワンシーンのよう。

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イタリアでインド式結婚式を挙げた2人。お幸せに。