人生も黄昏時を迎えてみれば「叔、叔」

第29回レインボー・リール東京での日本初上映。香港電影金像奨では最優秀主演男優賞と最優秀助演女優賞を受賞している。

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鰂魚涌(レイユームン)のベンチ。遠くに元啓徳空港の啓徳フェリーターミナルが見える。
70歳と65歳の恋。お互いに家族があって、どちらも何となく察しているが現状維持を希望しているので何も言わない。

隠れ家のようなゲイのハッテン場で逢瀬を重ねる2人だが、流石に若い子中心のBLと違って何というかねっとりwフケ専の人なら枯れた感じを堪能出来るはず。

そんなゲイ仲間と話すのはゲイ専用の老人ホーム設立の話だ。人生の最期ぐらいは自分らしく逝きたい。そんな願いもマイノリティだと叶えるのは難しそうだ。

しかし別にLGBTQ+でなくても「自分はこういう人間です」と周りに理解してもらうというのは並大抵ではない。そこに加わる「老い」の問題。そう、人生にはタイムリミットがあるのだ。そんな「老い」を考えさせられるLGBTQ+映画も最近増えているように思う。

ラストシーンの、心に空虚感を抱えて教会に佇む主人公の表情が何とも言えない。やっぱり2人はまだ続くんじゃないかとも見える。香港狭いし。