世界最年長のスパイに俺はなる!「83歳のやさしいスパイ」

2020年東京国際映画祭では「老人スパイ」のタイトル名で上映された。ちょっと気になってはいたが観れずじまいだったので、一般公開で観られたのはうれしい。

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舞台は南米のチリ。ドキュメンタリー映画なのだが、まるでシナリオがあるかのように物語は進んでいく。登場人物もまるで本物の役者のようだ。

とにかく主人公のセルヒオが、女の扱いが実にうまい。必ず褒めるし、話を聞いて共感してあげる。しかも言い寄られたら相手を傷つけないようにやんわり断ることも出来るのだ。それはモテモテになるよね!

年を取ると孤独になると言われるが、それは結婚して家族を持っても同じらしい。家族や友達は次々先に逝ってしまうし、新しく出会う人と良好な関係を一から築いていくのも難しそうだ。

それでも年を取った後でも新しいことに挑戦するのは大事な事だし、死ぬ直前まで生きている実感を得るにはライフワークになるような趣味も必要だ。

だから83歳のセルヒオがスパイの求人広告に応募するということは、「この人はそういうことがちゃんと出来ている人なんだな」と思った。

始めの頃は最新機器に戸惑ってどうなることかと思ったが、次第にスマホもカメラ内蔵型の眼鏡もすいすい使いこなして無事任務は遂行出来た。

老人こそハイテク技術は必要なんじゃないかと常々思っているので、私も新しいことにはどんどん挑戦していきたい。