ノスタルジー溢れる「反黒(OCTB-組織犯罪課-)2017」

相変わらず毎日Netflix三昧。約45分×30話。

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主な時代設定は香港返還前の1995年。日本で言えばマル暴にあたるヤクザ犯罪専門の警察の活躍を描いている。

何故この時代かというのも、警察とヤクザが力を合わせてイギリスの悪人をやっつけるお話だから。植民地時代の香港では組織のトップはみんなイギリス人。悪いイギリス人が香港にやって来て、任期の間に賄賂などをピンハネして私腹を肥やしていたという話はいろいろな映画やドラマの中で見受けられる。

そしてこの時代のヤクザにはまだ任侠があった。「忠義」とか「筋を通す」とか。こういうのがたまらない人が多数いるからヤクザ映画はジャンルとして確立出来ている。

オープニングからして当時の雰囲気を再現している。テーマ曲も当時の歌かと思うくらいだ。そして各エピソードの後に劇中で死んだ登場人物が自分の人生を語るシーンは、短いながらも強い印象を残している。

ロケ地も時代に合わせて老舗の茶餐廳などが登場するのがうれしい。青衣の船の修理工場は、今まで撮影に使われなかったのが不思議なくらいどこから見ても絵になる。

但し時代考証は多少ゆるい。メインはお馴染みの油麻地警察署で撮影されているが、実際OCTBが置かれていたのは香港島のほう。他にも警察官の帽子の色や使用している拳銃が違っているらしい。(byウィキペディア

そうはいってもネットで配信された後の人気は上々で、「反黒2」の制作も始まっている。

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なかなかのメンツ。次は全60話だそう。