「未体験ゾーンの映画たち2020」のなかのひとつ。
話としては1と2の前。紅衣小女孩も生まれる前。2で登場する虎爺についても説明が加えられている。2の感想はここ。
この映画の見どころは主演の除若瑄(ビビアン・スー)の熱演。
けっこう怖い。この作品では離婚して精神を病んだピアニストの役を演じている。
ここでも親子の絆が強調されていて、魔王に抵抗しながら子供を守ろうとする親の愛情に焦点が当てられている。
3は前作より更に予算が増えたっぽい。特殊小道具やCGがパワーアップしている。しかし2でもそうだが、悪霊との決闘を主軸にしてしまうと怖さがどんどん薄れていって単なる「ヒーロー映画」になってしまう。それだとマーベルと変わらない。かえって1のほうが底知れない怖さがあってホラーらしかった。
エンディングロールの後におまけとして、1と2に続く映像が差し込まれている。1が上映されたのは2015年なので元々の設定を思い出すのにも必死。そして今さら「彼氏って黄河(ホアン・ハー)だったのか!」と気づく始末。おいおい。