水曜日(レディースディ)の観たい回の直前に劇場に行ったらまさかのほぼ満席。次の回のチケットを買って2時間後に戻るとこれまたほぼ満席だった。女子が詰めかけるような映画ではないなと油断していたらたいへんなことに。
あまり予習せずに鑑賞。貧乏人一家がまんまとお金持ち家族とすり替わる映画がと思ったら、予想外の人物の登場で予想外の展開に。
ポン・ジュノ監督の作品は「殺人の追憶(03)」「グエムル-漢江の怪物-(06)」「スノーピアサー(13)」を鑑賞済み。おもしろい発想をする監督だと思う。
今回もほんのりとした笑いがベースになって始まるが、それがクライマックスで行き場のない怒りがどーんと爆発する。そのきっかけが「貧乏人の匂い」のせいというのがせつない。あるんだろうなあ、貧乏人独特の匂いというのが。
途中で出てくる北朝鮮ネタは韓国人なら腹を抱えて笑えるんだろうか?
最後、息子がお金持ちになって戻って来てめでたしめでたしでおしまいなのかと思ったら、実はそれは空想でしたという落とし方は韓国映画っぽいなあと思った。