邱澤(ロイ・チウ)主演「第九分局」をNetflixで観る

台湾では2019年8月29日に公開。「誰先愛上他的(先に愛した人)」でいい仕事をした邱澤もここでは「薄くした北村一輝」にしか見えない。

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幽霊が見えるヘタレ警官がその才能を買われ警察のとある部署「第九分局」にスカウトされる。そこでは幽霊が起こす事件を解決するのが仕事だった。

台湾の除霊は道教がベースになっている。なのでお札とか線香とか桃の木で作られた傘とかは全部道教アイテムだ。

なのに主人公が最後に対決するのはどう見てもキリスト教の黒魔術だろう。堕天使ルシファーとか。聖水でごまかしたけど、それで勝てるのかが不思議だ。

そういった混乱はありながらも台湾では大ヒット。特に夏は台湾の映画館はこういったホラー映画がぐんと多くなる。幽霊が身近なお国柄ならではだ。

主演の邱澤はそれほどでもなかったが、温貞菱(ウェン・チェンリン)と楊雁雁(ヤン・イェンイェン)は安定の演技力で見せてくれた。霊がのり移る役は、下手くそな俳優がやったらたとえCGで盛っても見ていられないくらいひどくなる場合がある。

何故か隋棠(ソニア・スイ)が本人役で登場し、彼女が主演する映画「青田街一號」の一部分が流れたりする。

あと何故か最後にゲストで呉慷仁(ウー・カンレン)が登場したりする。

何繋がりなんだろう?