東京国際映画祭で「繼園臺七號(チェリーレーン7番地)」を観る

楊凡(ヨン・ファン)監督初のアニメ―ション作品。アニメーションの素人だから出来た作品とも言える。

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1967年の監督が20歳だった頃の香港が舞台。耽美。とにかく美しい。そして登場する男たちが脱ぎまくり。でも2次元なので生々しくない。

声を担当する俳優たちが豪華。虞太太が張艾嘉(シルビア・チャン)、その娘に趙薇(ヴィッキー・チャオ)等々。可笑しかったのが張孝全。「紅楼夢」で妙玉を攫う男を吹き替えていたが「はーっはっはっ」しか言っていなかったようなwもっと可笑しかったのが、黒猫の吹き替えが陳果(フルーツ・チャン)だった!どんな人選だったんだろう?

上映後にはQ&Aがあった。楊凡監督が時間いっぱいたくさんお話してくれた。監督の頭の中はこの映画のように美しいもので溢れているに違いない。