春節休暇で海口観光

旧暦の大みそかである4日の昼から花火と爆竹の音で大盛り上がりしている海口。今まで観光していなかったので、今日は半日ブラブラ街を散策することにした。そこでネットで調べてまず最初に目に入った「騎楼老街」に行く。

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いかにも南国風な古い町並みが続いている場所。あいにく春節中なので、お店が閉まってシャッター街になっているところもあったが、それでも観光客で溢れていた。

こういった老街は大陸の南方ではいたるところにあり、自治体によって保存されている。ここでも市が修理保存に関わっているが、全体にかなりボロボロ。建物の説明看板もあいまいでどの建物のことなのか明確ではない。住民が普通に住んでいる場合も多いので、中に入って見ていいのか外からでは全然分からない。玄関が開いているので入ろうとしたらねずみがうようよいる家もあった。これは完全な廃屋だ。

敷地自体は大きいが、遊べる場所は少ない。騎楼老街の歴史を展示した場所があり、真ん中に大きなジオラマが置いてあったが、街の表示が小さくて分かりづらい。老街のツーリストマップも壁に描いてあったがこれもかなりおおざっぱ。そして古い町並みは大抵神社仏閣を中心に作られているものなのだが、ここにも街の真ん中に「天后廟」があった。早速お参りしようとしたら新品のピカピカ。壁の一部以外は天后様もろとも新しくなっていた。それが小物までどれもちゃち。信仰のないただの抜け殻だ。

そんな感じで全体的に熱意と金が無さそうなのがまる分かりの老街だった。

これだったら台北市の大同に行った方が何倍も楽しい。