ずっとチェックしていた映画で、やっと渋谷で観ることが出来た。
インド映画なのにダンス無し、そして2時間以内で終わる。父親が急に「もうすぐ死ぬから聖地のバラナシに行ってくるわ」と言い出してあたふたするお話。
父親と息子の価値観の違いや、それまでの鬱憤がつい出てしまったり。でもやっぱり父さんが好きだー!!という愛で最後満たされる。
確かにインドの映画なのだが、次第に日本で起きてもおかしくないように感じる。父親とちょっといいカンジになるおばあさんなんて八千草薫にしか見えなかったよ。
死というのは誰にでも訪れるものだし、決して怖いものではないという感覚は理解できる。実家がガチな浄土真宗の家柄だった。浄土真宗では死=極楽浄土へ行ける=イヤッホー!なのでおめでたいことなのだ。
映画の最後、父親が無事に解脱出来て川岸まで遺体を運ぶ時、家族が手拍子と明るい音楽で見送る姿がとても良かった。
送るのも送られるのも、かくありたい。