遂に完結?「東方華爾街(THE TRADING FLOOR)」

日本では同時に見られないのが不思議なこのドラマも昨日で終了。

前にブログに書いたら1日で1000回以上アクセスがあり、あわあわしてしまったが次の日には速攻平常に戻った。この辺りに華流が韓流に追いつけない理由があるんだろうなあ。

ドラマは過去と現在を行き来しているが、最終回の日付は遂に「2018年明日」。

最終話で全てのモヤモヤが晴れる気持ちのいい終わり方だった。しかし「実はここまでは単なる序章に過ぎず、本題はここから!」という、続編を作っても作らなくてもいいかんじで締めている。個人的にはもったいないと思いつつ、これで終わってもいいと思っている。一番嫌なのが、別の制作会社で名前だけ借りたクオリティの低い続編が作られること。ありがちな話なだけに。

このドラマは小物の使い方が実にうまい。CASHのオフィスにある牛と熊の双頭の彫刻はそのまま韋航(張孝全)と教授(呉鎮宇)の関係を表している。そしてギリシア神話のシーシュポス。

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教授はことのほかこの話が好きで、自分のオフィスにもシーシュポスの彫刻を飾っている。

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そしてモノポリーも重要な小道具として何度が登場する。教授が韋航に勝った後のセリフは深い。

このドラマは思いっきり物が少ない。画面に対する人物の割合もとても小さい。

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そうなると見ている方もドラマ全体を客観的に俯瞰して見るようになる。それでもダレることがないのがすごい。

しかし、メインキャストの中に一人大根女優が混じっていて、その娘メインの時は流石に頭を抱えてしまった。張孝全や余男とのカラミもあるが、この2人をもってしてもフォロー出来ないくらいの大根って・・・。

この作品によってネットドラマの地位も上がるかもしれない。そして今後はネットドラマなんだから世界同時配信して欲しい!!