「繍春刀2修羅戦場(修羅:黒衣の反逆)」日本でも公開

「中華まつり」冬編上映作 ネット小説原作「悟空伝」、チャン・チェン「修羅」予告&ポスター公開 : 映画ニュース - 映画.com

というニュースを見たので、早速ネットで観てみた。

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「あれ?予算無かったのかな?」という仕上がりのポスター。確かに「繍春刀(ブレイド・マスター)」も評判は良かったがあまりヒットしなかったし、2もあんまり話題にならなかった。

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「繍春刀1」もネットで観たが仕上がりは全然悪くない。3人の男の友情がちょっと魔がさしたがために崩れていく様が良かった。王千源はじめ俳優たちも良かった。しかしまあ全体的に地味と言えば地味。

監督はどうしてもこの映画が撮りたかったらしい。台本を4回書き換え、制作会社を変え、プロデューサーに寧浩(ニン・ハオ)を招いて撮った。

前回と同じように朝廷の陰謀に巻き込まれてたいへんなのに、好きな女性のために命を張る沈錬。

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今回もアップ多用。特に最後のカメラ目線のアップはサービス満点。殺陣も演技も出来る張震チャン・チェン)のアクションシーンも必見だ。

一つ気になったのが家具。すでに明朝末期なのに床に座るのは有りなのか?漢や南北朝時代ならそれが普通だが。

小道具&武器の精巧さは前回同様。渋めの美術もそのまま。でもCGはあまり良くない。特にエンディング。これも予算が無いから?

設定としては1の1年前のお話なのだが、張震と金士杰以外1とつながりのない人たちばかりだ。そこで「お」っと思ったのが、「長江図(長江 愛の詩)」に出演していた辛芷蕾が剣客として登場していた。ここでもミステリアスな役がとても似合う。

最後は流石の沈錬も死ぬだろうと思うくらいの壮絶なアクションシーンなのだが当然死なない。そしてエンディングロールの後にまた1シーンが入る。これが1に繫がる。

 

というのをネットで何度か観てようやく理解できた。てっきり続編だと思っていたよwというぐらい明の歴史に明るくないとこの辺り分かりづらい。でも日本で観る人は多分あらすじくらいは前もって見ると思うから大丈夫だろう。