やっぱり最後は猿になる「悟空傳」

気が付いたらネットで観られるようになっていた「悟空傳」。こちらも有料愛奇藝で鑑賞した。

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公開前から情報はかなり耳に入ってきた。ポンちゃん(彭于晏)が人間のまま反逆的な孫悟空を演じるらしいというので、「尾崎豊的な、体制に若さで反抗する青春映画」だと勝手に脳内妄想していた。

監督は「打擂台(燃えよ!じじぃドラゴン)」「全力扣殺(全力スマッシュ)」の郭子健(デレク・クォック)なので、かなり若い感じの西遊記になるだろうとは思った。

原作での孫悟空が天庭で大暴れする話がメインだが、途中で主なメンバーが人間界に落ちてしまう。この普通の人間になってしまう辺りから原作とまったく離れて創作の世界に突入。

そこでみんなで力を合わせて妖怪雲を捕まえるのだが、雲を捕まえるくだりがかなりムチャ。

その後天庭の兵士に捕えられ、死んでしまうのかと思いきやパワーアップした猿になって復活。

最後、スーパー猿になって天庭で一番偉い天尊と対決するが、この天尊が「世界の秩序を守る絶対権威」である意味付けがちょっと薄い。やっぱりヒール役は強くなくては。

あまりにもとらえどころのないあらすじなのに、売り上げは約7億元で続編製作は既に決定している。この映画を見れば2で登場するであろう猪八戒沙悟浄は誰なのか何となく分かる。

それでも悪いところばかりではない。

ただひたすらポンちゃんがかわいい。アップ多用で眼福にはなる。

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倪妮(ニーニー)もめちゃくちゃかわいい。こちらもアップ多用。

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この映画以外でも、今後も西遊記関係の映画は続々と製作され続けている。

飽きないのかなあ? 

もう、ほんとお腹いっぱい。