台湾一周の旅ー台中そして台北

嘉義駅からまた各駅列車に乗り、新烏日駅に降りる。新烏日駅は高鐵台中駅と隣接しているので結構大きい。ここからバスに乗って目指すのは「彩虹眷村」だ。

彩虹眷村は一人のおじいさんがたった一人で村中の壁や地面に色彩豊かな絵を描き続けて有名になった場所だ。今でいう「アウトサイダーアート」になるんだろう。昔北京にまだいた頃に彼の作品集を買ったことがあって、ずっと来たかったのだ。

ここは台中駅からバスで行くより新烏日駅のほうが近い。有名になったので「彩虹眷村」というバス停まであるので迷わないはずだ。

そんなに大きな村でもなく人だかりもあるのですぐに分かった。

でも何か作風が変ってきている?

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おじいさんは庭みたいなところでスタッフと一緒にノベルティを売っていて、外で若い人たちが何人かいておじいさん風な絵を描いていた。

それは違うだろう?

確かに長年風雨に晒されて保存や修復も必要だと思うが、もう若い人がわざとヘタウマに描いたような別の絵になっちゃってるよ。昔私が買って見た画集の中の絵じゃないよ。

きっといろんな事情があるんだろうと思いつつ、すぐにまたバスに乗って駅に戻った。

そこからまた各駅列車で台北に向かう。

約2週間ぶりの台北は何だか都会に見えた。せかせか歩く人を見るのはなんて久しぶりだろう。

前に台湾の人が言っていた「台北は台湾の中でもちょっと特別」という意味が少しだけ分かったような気がした。