いつもは宿代を節約するのにゲストハウスを利用する。しかし台南では安いゲストハウスが見つからず、その代わり駅前のホテルが超安かった。写真からしてかなりの年代物だったが、選択肢もないのでそこに決めた。
ということでこの旅唯一のホテルで泊まる。確かに古い。でも綺麗に掃除してある。そして最上階なので眺めが最高にいい。
そしてTVが!バスタブが!2段ベットの音を気にせずに寝られる!
そこでたまたま観たのが「CODE浮士德遊戲」。主演は呉慷仁(ウー・カンレン)!
全10話(1話が約10~15分)のネット映画。これを映画用に編集してTVで放送していたのだ。
うだつのあがらない銀行営業マンがふとしたきっかけでどんな願いもかなえるというアプリを手に入れる。確かに願いは叶うが、その代償として言われた任務も遂行しなくてはいけない。浮士德はゲーテのファウストのこと。つまり自分がファウスト、アプリがメフィストフェレスで、どんどん追い込まれていくのだ。
大陸にも多くのネット映画があるがどれもほぼ駄作。見るに堪えないものばかりなので全然人気がない。これは愛奇藝台湾が出資しているので、大陸の愛奇藝でもみることが出来た。
主演の呉慷仁がここでもいい仕事をしている。最初と最後では別人のようだ。監督の詹大為は資料がほとんどないので新人だと思う。
台湾では神様にお願いしてそれが叶うとその神様にお礼をしないといけない決まりがある。日本みたいに願いっぱなしは出来ない。そういうのが下地になってこの物語のもとになっているのかもしれない。
夜は早速買ってきたバスソルトでお風呂を堪能。幸せだ。