もしも大陸から「淘宝(タオバオ)」が消えてしまったら、生きていけないかも

日本でもその名を知られるようになった淘宝(タオバオ)。はい、いつもお世話になっています。主に買うのは田舎では売っていない食材とかそんな高くない電化製品とか。

日本ではネット通販の拡大に伴って宅配業者が悲鳴を上げているそうだが、電球1個でも送料無料で届けてくれる大陸の仕組みは一体どうなっているんだろう?

かつて北京にいた時にも淘宝に挑戦したことがあるが、事前に業者とチャットで在庫やら配達日やらを訊かないといけなくて、「おいおい、ワンクリックで買い物出来ないじゃん」と思って断念した。

しかし時代は変わって、今は余程希少なモノでない限りクリックして完了。あとはスマホの画面上で今どこに配達しているのか追跡しながら待つだけだ。

この待つ間が楽しくて、ついつい連鎖反応的に買い物をしてしまう。淘宝好きのせいで家族間で喧嘩が絶えなくなるのも分かる。

日本から買おうとするとちょっと面倒くさい。大陸にいても最初は戸惑いっぱなしだった。まずその膨大な数。そして同一商品なのに価格に雲泥の差がある。取り合えず目安として気にしていることは2点。

極端に安いのは避ける(同じ商品でも一番小さいサイズの値段を表記しているだけ、もしくは別物の値段だから)

発送元はなるべく近い場所を選ぶ(送料が安いし配送時間も短くなる)。

そんな淘宝ならではのエピソード。

ちょっと昔の本がとても安く売っていたので、買おうとしたらすぐに向こうからチャットが入った。「実はこれコピーしたものを綴じたものなんだけど、それでも欲しいか?」ということだった。もちろん「いや~、それならいらないです」と返事してキャンセルした。まあ聞いてくるだけ良心的だろうw

深セン在住の人が香港で売っている日本製品を淘宝で売っていた。「香港での買い物を代行します」と書かれていたが、それって本人が香港に買い出しに行くか、香港にいる仲間が国境の駅で手渡しするってことだよね?深センに通じる香港の電車に乗り込む大陸人の巨大なスーツケースの正体はこれかもしれない。でもそのおかげで「国産ブランを使ったホットケーキミックス」みたいなレア商品を買うことが出来たわけだが。

こんな「淘宝あるある」は他の人にもあるに違いない。