大陸で一番長くてハードな日

着々と準備は進み、今日は列車で深センに向かう。
北京西駅に着いたら駅に接続されている外のエスカレーターは全て封鎖されていた。なので大勢の人民が大荷物を持って階段で移動。そこに小遣い稼ぎの荷物運び人が何人もからんでくる。でも全部無視。
駅に入るための改札の柵がこれまた狭い。ここまででかなりストレス。
やっとホールに着いて掲示板の時刻表を見る。あれ?深セン行きがない?駅員に尋ねると「零時20分発だ」とぼそっと言われる。「何で?」と聞いたが理由は教えてくれない。
4時間遅れで途方にくれる。家に戻る訳にもいかないのでひたすら待つのみ。
一緒の列車らしい女性がどこか(後で山東省だと分かる)で大雨が降って全体的にダイヤが遅れていると教えてくれた。
もう一人20歳の大学生と暇つぶしにおしゃべりをするが、「台湾と香港と大陸の違い」を話しても全然信じない。家族は何年か前に海南島から深センに出稼ぎに来ていて、深センには夏休み中母親と過ごすために行くらしい。「台湾も1国2制度のひとつなのよっ!」って、いつからそうなった?90後は洗脳完了ってことか。怖い怖い。
結局夜中1時20分になって列車は動き出した。これで深センに到着するのも夜中1時過ぎだ。だったらもっと遅れて朝方着いてくれたほうがいいのにな。