平渓線行ったり来たり

今日は天気もいいので郊外の平渓線に乗る。
平渓線は郊外のローカル線で元は炭鉱で使われていた。列車の数が少ないので線路の上を歩いていける。なのでドラマ映画広告などによく登場する場所だ。今年の大ヒット映画「那些年,我們一起追的女孩(あの頃、君を追いかけた)」にも登場する。
まずは台北から瑞芳へ。そして瑞芳で平渓線に乗換え。「平渓線1日券」を買えば何度でも乗り降り出来る。
まず十分に降りて「台湾煤礦博物館」へ。しかし入口には誰もいない。仕方が無いので駅に戻ろうとしたら、自分で登って行ける矢印を発見。その時バイクで通りかかったおっちゃんに
「どれぐらい遠いの?」
と聞いたら
「歩いて行くのは無理だねえ。そうだ、あの人老板だから一緒に行きなよ。」
とたまたま出勤途中だった老板の車に乗せてもらうことにした。
それで上に着いていろいろ見ていたら
「これからトロッコ列車が登ってくるから乗ってきなよ」
と言われ、よく分からないまま息子のバイクで途中まで山を降りる。すると遠くから黄色い電動トロッコがゆっくり登ってきた。
実はこれは鉄の世界では有名な「一つ目小僧」トロッコだったのだ。それを真正面から激写。ラッキー。中は小学生でいっぱい。どうもトロッコは週末と平日は予約がある時のみ稼働するらしい。
帰りはまた老板の車で下まで送ってもらう。
そして十分から終点の菁桐へ。でも平日なのでがらんとしている。特に何もないので戻る。
戻る途中の侯硐で下車。実はここにも煤礦博物館がある。まだ整備途中だが、完成すれば「黄金博物館」並の規模になるかもしれない。ここに以前炭鉱に使用された橋が復元されていて、その脇の三階建ての廃墟がいい感じ。もっといろいろ見て回りたかったが電車の時刻が迫ってきたのでそのまま帰る。
平渓線は列車の本数が少ない上に平日はもっと少なくなる。時刻表は台北駅の問い合わせコーナーでもらえる。瑞芳までは距離が短いので各駅列車でも時間は急行とたいして変わらない。「平渓線1日券」も台北駅で買える。
ローカルな線だけど、案外日本人観光客が多かった。鉄さんもちらほら。何だか実家の電車を思い出した。