「星空」を観る

主人公が天才子役徐嬌だと知って「大陸の俳優は台湾で撮影できないはずだが」と思ったが、彼女の実力(「長江7号(ミラクル7号)」「未来警察」等。細かいプロフィールはこちらhttp://baike.baidu.com/view/1272233.htm)からすれば、多分香港IDでも取ったのかなと思われる。
この映画の成功の半分は彼女が演じたからだと思う。普通にかわいいのがいい。そしてルネ劉若英演じる母親も「こんな母親いそう」というぐらいリアルだった。
プロデューサーは「風聲」監督の陳國富で華誼兄弟も投資している。でも合作映画によく見られる無理なキャスティングとか変な横槍とかは見受けられず、台湾主導で撮影した感じ。
美術指導は蔡[人凧]玲。主人公の家が「アメリ」っぽい。山小屋はカメラマンの要望で実際に山の中に作った。たいへんだったろうにwそれよりも途中雨宿りをする教会のほうが気になった。最初は別撮りかと思ったが、全景が登場するので、実際にある建物なのかもしれない。
原作とはいろいろ相違点があって、個人的にはやはり原作の方が好きだ。日本で公開されるかもしれないので、細かい点は書かない。映画としてラストを変えちゃったのも理解できるが、やっぱり原作の方が好きだ。
エンディングでその原作の原画が流れたので、最後までみんな帰らず観ていた。香港では珍しい現象。