「那些年,我們一起追的女孩」を観る

今年の東京国際映画祭にも出品されている。台湾からまた青春映画の名作の誕生である。
同時公開されたジョニー杜蒞峰の「奪命金」の初日動員を超えるぐらい香港でも大ヒット中である。(但しこれには少し訳がある。「那些年」が内容的に大陸では公開されないかも→海賊版が作れない→映画館に行かないと見られないという構図があるから。)
全編青春の甘酸っぱさが全開。男子のアホさも大全開である。これを見て、男子にとって「打手槍」(香港、大陸では「打飛機」)というのは、人前でしても全然恥ずかしいものではないのだと分かった。分かったからどうだという話だがw
香港でも大好評で、その感想の中に「台湾の青春映画はこんなにピュアなのに、香港の青春映画ときたら、暴力セックスドラッグだらけで夢も希望もない」みたいな内容があり、日本映画も同じだなと思った。そんな中敢えてその路線を踏まずに清々しいほどのアホさを突き通した九把刀監督はやっぱり素敵。