「第36個故事(台北カフェストーリー)」を観る

東京国際映画祭でも上映された桂綸「金美」(グイルンメイ)主演の映画である。
とにかく小道具がいちいちかわいい。映画の鍵となる石鹸が特に素敵。ガラクタひとつひとつもちゃんと色合いや古さが統一されている。こういう美術ががんばっている映画は大好きである。
このカフェは今でも営業中なので、次回台北に行くときは絶対寄りたい。
名前は「Daughter's Cafe」松山空港の近く。
http://www.bit-films.com/tw/CAFE.html
姉妹と母親との会話もすごく味がある。いつも第3者(店員とかタクシーの運ちゃんとか)が勘違いして会話に口をはさむのもお約束だ。こういう笑いのセンスは他の台湾映画でもよく見られるけど、日本人でも十分伝わるのがおもしろい。香港映画だともっとオーバーアクションになるし、中国大陸映画はもっとしゃべりに偏るので言葉がわからないとつらい。
妹がチラシを配る時にいろいろなお店が登場するが、それぞれ行ってみたくなるお店ばかりだった。今ものすごく台湾が気になる。