「Windtalkers」を観る

今日は国慶節なので仕事はお休み。なので家で映画鑑賞。
戦争映画だが反戦などのメッセージなどは無く、とにかく大砲を撃ちまくって至る所で派手に爆発させるだけでOKな娯楽映画である。まさしく小学生男子脳な世界。
今までの戦争映画との差異でナバホ族の話を持ってきて男の友情話をメインにしても主役は爆破。興行的には失敗したらしいが、ジョン・ウー映画に違う意味合いを期待してもそれは無理な話だ。基本的には「英雄本色(男たちの挽歌)」と変りなく、とにかく男をカッコよく撮れればいいのである。それだったらサイパン島の戦争の話ではなく違う話にすればいいのだが、監督のポリシーとして安易にステレオタイプの中国マフィアの話は撮りたくないらしい。だとしたら公にガンガン爆破できるのって戦争映画ぐらいだろう。
美術スタッフに日系らしき人の名前が入っているが、やはり日本人からすれば「?」なところがいろいろある。瓦屋根とかプラスチックぽいし(後で爆破するから?)、金の仏像に奉納ののれんはないと思う。これも神式にしてしまうと飾れるのが刀か鏡ぐらいで、映像としてショボくなってしまうからだと思うけど。
そしてこれを見てニコラス・ケイジってやっぱりアジア大好きに違いないと思った。