「唐山大地震」を観る

明日台州に買える鄭くんが映画をおごってくれた。それで観た。
確かに馮小剛監督はオールマイティの監督と認めざる負えない。2時間きっちり見せる力量はすごい。道具出身の監督なので70年代の街並みや服装道具もリアルだ。そしてこの映画の製作が決まった時に、国内では撮れる技量がないからとすぐに韓国とニュージーランド(ロードオブリングの特撮を担当した)の特撮会社を呼んだのも英断だと思う。
全体を通して泣かせる演出がたっぷりあるのだが、観客がセリフ回しなどで爆笑することが多かったのが意外。
特撮で制作費が膨大に膨れ上がった分、映画の中であからさまなスポンサーの宣伝をしていたりするのはいつものことで、演技がオーバーなのもいつものことだ。
このよく出来た映画の裏には描かれてない(描けない)部分もたくさんあるんだろうなあと思う。
そんな唐山大地震だが、教訓は生かされているのかと思うとこれもまた疑問が多い。
「問題は起こってから考える」のが中国の国民性だ。募金の集め方だけはうまくなっていると思う。
おまけとして中国は案外地震が多いという資料。http://www.irric.co.jp/opinion/more/031/index.html