故宮博物館に行く

しとしと雨の中、月曜日は見学者が少ないだろうと思って故宮博物館に行く。しかし甘かった。やっぱり中は人だらけ。
とりあえず全体的にぐるっと見て回る。よく壊れずにこれだけの量を大陸から持ち出したものだと感心する。有名な白菜の翡翠は常に人の壁が出来てじっくり見るのが難しかった。個人的に一番印象に残ったのが象牙の透かし彫り。作った人の技術と忍耐に感服。
美術館の中のお土産物屋が充実しているが、中国人の知り合いあてにあげていいのかちょっと悩む。なので気難しいことを言いそうな人にはあげないことにする。
帰りは無料送迎バスがある美麗華というショッピングモールに行く。ここには台北一でかい観覧車があり、故宮博物館とセットのチケットも販売されているのだ。
夕方まで待とうと思ったが、相変わらずのしとしと雨なのでそのまま乗る。車体は2種類あって透明な車体の方は何組かのカップルが順番待ちで並んでいた。私はもちろん普通の車体に乗る。美麗華は松山空港の北側にあるので観覧車から飛行機の発着がはっきり見られる。夜はきれいにライティングもされているのでデートにぴったりだ。
帰りは近くのMRT内湖線(木柵線?)の駅から市内に戻ることにする。内湖線はモノレールなので台北市内の地上を走る。乗ってから王家衛監督の「春光乍洩」を撮ったのがこの線だと気付く。特に科技大樓駅の90度に曲がるあたりとか。もうちょっとで「Happy Together」を歌いそうになって自制した。