市内をうろうろ

朝から天気も良くて、街を歩き回っていると暑いくらいだ。取り敢えず宿に置いてあるガイドブックに載っているベタな観光地を歩ける範囲内で歩いてみる。
総督府は通りがかりで見学可能の看板を見つけて中に入る。パスポートが無くいつも持参しているコピーを見せたら「日本人だからいっか」という感じで中に入れてくれた。ガイドは日本語が話せるおばあちゃん。
実を言えば台湾の歴史はあまり詳しくない。「非情城市」とか「牯嶺街少年殺人事件」ぐらいか。なので案外歴史が浅いことに驚く。そして現代の大統領馬英九のコーナーまで案内してもらう。
見学出来る範囲が狭いので建物自体には感想はあまりないが、おばあちゃんと一緒に話が出来たのがよかった。
その後迷子になりながら西門にたどり着く。やっぱり路地裏が東京の下町にそっくりで初めて来た場所とは思えない。
西門は映画館が集まっている地域だが、香港より値段が高い(朝一の早場が200台湾ドル〜。普通は280台湾ドル〜)。なので映画は香港で観ることにする。
途中にお寺があったので入って見る。香港ではうずまき線香が天井に掛かっているが、台湾はピンクの提灯だ。そして昔作られた精巧な彫刻の横に最近作られたような虎の置物。この技術格差は中華世界共通なのか。いや、このまぬけさはこれでまたいいんだけど。