北京のワイナリー

今日は久しぶりに外で撮影する。場所は密雲区にある豪華ホテル。一面のぶどう畑の中に突如ヨーロッパのお城と街並が登場する。
どれぐらい豪華かと言うと、このホテルで一番値段が高いプレジデントスイートが1泊5万元する。日本円にすると約70万円くらいだ。「それぐらいなら日本にもたくさんあるじゃない」と思うかもしれないが、ここは北京である。感覚的には中小企業の平社員の年収ぐらいだと思えば驚いてもいいだろう。
街の中にはワイン関連のお土産屋さん、教会、ゲームセンター、レストランが入っているが、お客はまったくいない。夜になってもホテルの部屋は殆ど明かりがついていなかった。これで採算が取れているのか謎だ。
何でもここでは自分専用のワインが作れるらしく、多くの有名人が訪れている。しかしそのワインの保管費がハンパな金額ではなく(しかも1年契約)、お金のあるところにはたくさんあるんだなくらいの感想しか持てない。
こういったなんちゃってヨーロッパ風の場所につきものなのが「結婚記念写真」で、ここでもあちこちで撮影されていた。そんな風景自体がいかにも中国。