ささやかな送別会

撮影は何とか順調にすすみ、明日B組は威海に行く事となった。厦門(アモイ)から飛行機で青島に行き(直行便は無し)、そこから5時間長距離バスに乗って行く予定だ。
同室の郭ちゃんはB組なので、明日から部屋には私1人。
「部屋に一人になっちゃうじゃない。どうしましょう。」
と言われたけど、ぜんっぜん1人で大丈夫っす。
それで夜4人で近くの串焼き屋さんでご飯を食べる。冷凍した肉を電気コンロで焼いて出すような簡単なお店だ。
その中の一人がクランクアップしたら結婚するというので乾杯をする。そこから結婚の話が始まった。
話を聞いていると日本と中国まったく同じ。
「結局、男は自分の母親側につくのよね。」
「オ、オレは違うよっ」
「て男はみんな言うのよ。」
「一番いいのはね、絶対同居しないことよ。」
なんていうヨメvs姑問題とか。
「子供の教育費なんて100元あったら100元使うし、1万元あったら1万元使うんだ。肝心なのはどこでキリを付けるかなんだ。」
なんていう教育問題とか。
そこに離婚経験者も途中乱入してきて、
「結婚は思いつきでするもんじゃないんだ。子供のこととか親の世話とか2人でちゃんと話し合ったのか?」
なんて脅すものだから、結婚予定の男の子の顔からすっかり笑みが消えていた。
今では中国でも「独身貴族」なんて単語がそのまま通じたりするぐらい、結婚に関して若い人にそれほどストレスはない。逆に親の方が必死だったりする。
とにかくおめでとう。