遂に解けた!中国人名の日本語表記の謎

外国語の発音を日本語に変換するのは難しい。特に名前。絶対「レオナルド・ディカプリオ」じゃないと思うし。
香港人は英語+広東語読みが正式表示である。トニー梁朝偉は「Tony Leung」だ。中国大陸はピンインから英語に変換してそれが日本語に変換されるのが普通だが、台湾や香港での活躍が長いと前に英語名がつく。ヴィッキー趙微とか。
そこで、例えばこの「趙微」。日本では「ヴィッキーチャオ」だが、ピンインは「Zhao Wei」でどちらかというと「ジャオ」。姜文は「Jiang Wen」から「チアン・ウェン」に変わってしまい絶対中国人には通じない。
何故こんなことになったのかずっと疑問だったのだが、最近ピンインの歴史について調べていてこのページにたどり着いた。
北京語のローマ字表記
http://www.geocities.com/tokyo/2799/linguist03.html
今はピンイン表記が主流で当局もこれで統一しようとしている。しかしピンインの歴史は浅く1950年代中頃に出来たが広まったのはもっと後だ。なので中国人でピンインを知らない人はたくさんいる。
ピンインが広まるまではウェード式があり、このローマ字表記がこの中国人には通じない日本語表記の原因になったのではないかと思う。
映画「赤壁レッドクリフ)」を見るとその辺がはっきり分かる。香港人、台湾人、中国大陸、三者三様。監督からして「John Woo」だからね。そして台湾生まれだけど日本国籍金城武はずっと「Takeshi Kaneshiro」である。
その辺にも曲げられない主義主張が見えたりしておもしろい。
ちなみに広東語でもいろんな表記がある。私はイェール式でならったので他の表記になると読めなかったりする。
耳で覚えるのが確実か。