中国腐女子のヲタっぷり

ネットでせっせと資料を探している毎日である。「掛軸になった武将の肖像画(しかも奇麗な画像)」みたいな注文に合う物を探すのは結構難しかったりする。日本にいれば図書館で大判カラー本を借りてスキャナーすればいい訳だがここでは無理な話だ。最初の計画では日本にも美術係を置く予定だったのだが、要求された給料を聞いて断念したようだ。
そんな資料探しの合間にこんな日本のニュースを偶然見かけた。
コミケ28日から公開 ↓
http://mainichi.jp/enta/mantan/manga/comike/news/20081227mog00m200012000c.html
コミケは北京などの都市部でも定期的に開催しているが日本のコミケは中国人ヲタにとっても憧れの的である。実際中国から参加しているグループも結構ある。何ヶ月も前から友達と一緒に手探りで準備したりして、話を聞いている分には何とも初々しくてかわいい。みんな20才ぐらいのピュアで健康的な腐女子である。
この間少しだけ参加した「2008REAL」でもボランティアスタッフとして数人の中国人大学生が来てくれた。そこでいきなり
林寛子って知っています?」
と聞かれた。びっくりして
「昔アイドルで今黒澤明の息子のヨメになっている林寛子?」
と聞き返したら
「そう!私大好きなんです!」
と言われた。何でもその子は「70年代女性アイドル」ヲタでカラオケでもピンクレディーキャンディーズを歌い、周りの友人から引かれているそうだ。でもその娘は今年21歳である。
「『春一番』っていい歌ですよね!」
って、どんだけヲタやねーん。
その娘の友達はスマップ中居君が大好きで、北海道のコンサートに観光もせず2日連続で通った強者だ。もう一人の友達は福山雅治が大好きでいつもラジオで下ネタを聞いていて福山の元カノが誰かも知っていた。
そしてみんな自分が日本ヲタであることを公言してはばからない。私が「日本人のヲタも中国人のヲタも雰囲気は変わらないよね。若々しさが無いというか(笑)」と言ったら
「そうなんですよー。だからヲタの人とは話をしなくても初対面で分かっちゃうんですよ。何かねオッサンの臭いがするんです!!」(爆笑)
みんな全て日本語で会話している。うまい。うますぎる。