イオンが北京初上陸

10月17日にイオンが北京に進出した。はっきり言って市内どこからも遠い。付近に北京最大のベッドタウン回龍観と天通苑があるとはいえ、外国人率の低いこの地域に敢えて打って出たイオンの意気込みを確かめるべく、早速見学に行く事にした。
大型ショッピングモールに必ずあるのは無料送迎バス。しかしイオンがカバーしているのは北五環の北側の地区ばかり。一番便利なのは地下鉄13号線「龍澤」駅から出ている送迎バスだろう。
現場につくと見渡す限り何もない。しかし建物の中は白を基調とした吹き抜けと曲線の歩道がかなりオサレ。
中国はどこでもそうだが、オープンというのは外側のハコが出来たというだけで、中のテナントさえ決まっていないことも当たり前である。ここも例に漏れず殆どのテナントの内装が完成しておらず全体的にうら寂しい。そんな中でも日系のアパレルメーカーやレストランはきっちり営業していたが(笑)。オープンして2週間後に来るのは早過ぎたか。
スーパーの「ジャスコ」にはジャスコオリジナルブランド「トップバリュー」もあったが値段が高かった。お惣菜が小分けに買えるのは一人暮らしの身にはうれしい。他の商品ではイトーヨーカ堂より安いけどカルフールより高いという感じ。他に大きなスーパーがないので地元民ならこれでいいかも。
北京で一番成功している外資系スーパーはカルフールだろう。オリンピック時の不買運動も何のその常に大繁盛である。行って楽しいのはイトーヨーカ堂。スーパーなのに季節のイベントごとにディスプレイを変えたりして芸が細かい。
イオンがんばれー。