ボスが今日からいなくなる。次のドラマが香港でもうすぐクランクインするからだ。もう一人いた美術助手の男の子はすでにいない。大工と塗装の人も次の仕事にいってしまった。
しばらくは北京隣接する河北省の大型住宅開発地区内のお金持ち向け分譲一戸建て住宅のモデルルームで撮影している。この開発地区のイメージはハワイだそうで、家も欧米風に造られている。（あくまでも「風」だけど）近くには「スイス風」なマンションも建設されている。でも一歩開発地区から出れば、ぼっこぼこの道路に中国ローカルな商店街しかなかったりする。バスはうんと離れた場所にしか通っていないのでタクシーか自分の車で移動と言うのはこういったお金持ち向け住宅地の基本だ。
中国ではこういったモデルルームを借りて撮影するのは普通だが、当然レンタル料金がかかる。今回は一日１万元（約１５万円）。これが高いのか安いのか私には分からない。以前聞いた話では、上海駅で撮影すると１日５０００元らしい。これも妥当なのかどうなのか分からない。最近都市部の物価はおかしい。ほんとよく分からない。
