アメリカドラマ「HOUSE」を見る

 日本にいれば何もしなくてもアメリカ関連の情報は向こうから飛び込んでくる。別に知りたくもないハリウッドスターのゴシップでさえも朝のニュースで教えてくれる。そんな環境なのでアメリカドラマも小さい頃から自然と見ている。よく見ていたのは「白バイ野郎ジョン&パンチ」。これは国広富之松崎しげる主演の「噂の刑事トミーとマツ」と雰囲気が似ている。それから「V」。近いところでは「アリーマイラブ」とか「ER」とか。「ツインピークス」は私の田舎では当時放送していなかったと思う。でも監督がデヴィット・リンチなので映画は観に行った。2003年にテレビ東京で「チャーリーエンジェルス」が再放送された時は朝遅刻ギリギリまで見ていたぐらいおもしろかった。映画版の「チャーリーエンジェルス」は1だけ見たが「これってTWINS(香港のアイドル)+1で香港で撮ってもよかったんじゃない?」と思ったくらいショボい。お金はかかっているのに全然ゴージャスじゃない。最後にチャーリーを登場させてしまう禁じ手まで使っていてイマイチなのだが、ドラマ版は3人のキャラの萌え具合もバランスがいいし(王道ブロンドセクシーキャラ、理系姉キャラ、しっかり者長女キャラ)、ストーリーも1話完結でしっかりまとまっている。
 中国にいるとDVDでは新作が入手出来るけど国内のテレビではなかなか話題のドラマは見られない。(衛星放送があれば別)しかし今回のドラマでロスの病院が登場するので急遽DVDで勉強することとなった。
 今回見たアメリカドラマは「HOUSE」のサードシーズン。どうすれば視聴者の関心を引くのかよくわかっている。日本と同じ15分毎にCMが入る作りなのか1話につき4回盛り上がるシーンがある。最初に患者が発病するシーンから始まり、徐々に病状が悪化するが何の病気なのかわからない。もしかして死ぬかもというところで、きれいに大どんでん返しでクライマックス。
 正直に言う。中国ドラマとは雲泥の差、月とスッポン。(当たり前だけど)これは地上波で放送出来ないよね。そんなことしたら国産ドラマ産業なんて死んでしまうもの。中国ドラマは音楽と脚本と編集がとにかく致命的にダメ。中国では1年で600タイトル以上のドラマが作られているけど、その3分の1は売れなくてお蔵入りらしい。それでもアメリカドラマを真似てがんばっている気概のある人もいるので、そこに期待している。