中華もいろいろあるけれど

普段家ではローズティーを飲んでいるが、無性に香港式ミルクティーを飲みたくなる時がある。そんな時は茶餐廳に直行。中国人は基本的に中華しか食べない。しかも自分の故郷の味付け以外は好きではない。なので香港人が大陸に来てまずすることと言えば、香港式レストランを探すこと。そして滞在中はそこでしか食べない。撮影で2ヶ月3ヶ月かかっても現地の料理はめったに口にしない。同じことは上海人にも当てはまる。
日本人なら今日はパスタで明日は中華で週末はカレーみたいなローテーションを組むのが普通だが、中国人は毎日三食故郷の中華でないと無理だ。こう考えると日本人の方がおいしいものに関してどん欲な気がする。(そしてすぐに日本になじんだ味に変えることも得意だ)
そういうわけで北京には香港人が通い詰める香港式レストラン(茶餐廳)がたくさんある。実際に香港にある茶餐廳は何でもありの食堂みたいなものなのだが、何故か大陸ではグレードが上がりオサレな喫茶店ばかりだ。値段も香港とたいして変わらないのも謎だ。
ここで大陸におけるおいしい香港式茶餐廳の見分け方。まずミルクティーとチャーシューを注文する。ミルクティーがコンデンスミルクで作られた濃い味だったらまずまず。そしてチャーシューは決して着色料で赤く染まっておらず、蜂蜜が多くて甘過ぎたりせず、適度に脂身があるのがおいしい。そして周りの客から広東語が聞こえればばっちりだ。
写真は今年に1月に撮ったもの。このメーカーのコンデンスミルクは有名。そして最近近所のスーパーでリプトンから「港式ミルクティー」のティーバックが発売されているのを発見。しかしこれ味はどうなんでしょう?