「天堂口」出演劉イエ インタビュー

8月公開予定の「天堂口」でマフィアのボス役を演じる劉イエが映画についてテレビで語っていた。
「この役は今までやった役とは全然違うので一種の挑戦だ。今までは小人物(「黄金甲」「無極」等)や普通の小市民(「恋之風景」「紫胡蝶」等)の優柔不断な役が多かったので、実際自分がマフィアのボスに見えるかどうか不安だった。それで監督とどういったボスを演じればいいか話し合い、アル・パチーノのような感じにしようと決めた。でもそれでアル・パチーノのイメージに近付けたかどうかはわからない。今回孫紅蕾と共演しているが、彼はいつもこういった硬派を演じ慣れていて相手を睨む演技もキマっているからうらやましい。」おおまかにいうとこんなことを言っていた。
私は常々劉イエと孫紅蕾の演技がかなり似ているかもといつも注意してみている。特に相手に不意に質問されて面食らう仕草や、話し始める時に少しどもりがちになる話し方などなど。どちらも実力派で演技してないんじゃないかと思うほどナチュラルに演技する。2人の共通点は多い。しかし役柄はまるで正反対だ。孫紅蕾は見た目の恐さから「実はいい人なんだけど理由あっての硬派な悪役」が多い。劉イエはとにかく苦労人の役が多い。いつも苦悩して誰にも言えない秘密を抱えこむ役ばかりだ。仕事量はやたら多い劉イエだが確かに役は偏っている。ここで突破口となるのか!?コメディだって絶対イケるはずだ!