楊徳昌映画監督死去

昨日のニュースでエドワード楊徳昌監督の死を知る。原因は結腸ガンでアメリカの自宅で息を引き取った。まだ若く59歳だった。楊徳昌監督といえば台湾を代表する監督だが私がちゃんと観たのは「□嶺街少年殺人事件(クーリンチェ少年殺人事件)」だけである。これもまだ若くて青い張震見たさというミーハーな理由からだ。名前だけなら「麻将(カップルズ)」「一一(ヤンヤン 夏の思い出)」が思い浮かぶ。私が香港や大陸の映画に比べて台湾の映画を殆ど見ていないのは、何となくとっつきにくいから。全体のイメージが暗く不条理で最後もすっきりとした回答も得られない、ある意味作家主義なんだけど監督の頭の中とつきあうためにはまずお勉強からしないといけないというめんどくささから、ついつい後回しになってしまうのだ。
「□嶺街少年殺人事件」も観たのは10年以上前で3時間以上上映時間がありかなり疲れた。それでも「これは最後まで見ないといけない映画だ!」と思ったから最後まで観ることが出来た。しかし観た動機がよこしまなだけにこの映画をきちんと理解出来たかというと心もとない。