吹雪でまたまた威虎山に泊る

みんなで元宵節をお祝いした次の日、朝また威虎山に行き仕事をして夕方ホテルに戻る予定だった。しかし予想外の出来事発生。その日朝早く叩き起こされ天気が悪いから早めに出発することを告げられる。みんなで乗り込んだライトバンは雪の中高速をぶっ飛ばし仕事場に到着。その後その雪はしだいに激しさを増し吹雪になった。そして昼頃、吹雪のため高速道路封鎖のニュースが入る。つまり私はホテルに戻れなくなってしまった。お泊り道具一切なしである。「タオルや歯ブラシすら無いのに」と言うと、「大丈夫、小道具で買ったタオルも歯ブラシも倉庫にあるから」と笑顔で答えられる。美術スタッフの大半は未だにここに住んでいる。もうクランクインまで日が無いので銭湯に行く時間もないらしい。それでも文句一つ言わないのだから、そういうところは尊敬してしまう。