「走近科学」は科学番組か?

毎日20:30から放送している30分番組。さぞ科学的な番組かと思いきや、内容は難易度の高い手術の経過を追う「医療関係」、UFOやネッシー、怪奇現象を検証する「オカルト」、穴に落ちた子供を救う「救急活動」など何だか「アンビリーバボーー!」と日テレオカルト特番を足したような内容。ここで一番多いのが奇病や事故からの奇跡的な生還。シャム双生児の分離手術(ホント多い)、脳の中に小さい回虫が何十匹と寄生している、DV男にボールペンなどで体中にののしり言葉を彫られた入れ墨を消す、液体アスファルトが放置された穴に子供が落ちる(ホント穴に落ちる子供が多い)、などなど。結果的には「こんなに中国の技術は発展しているのですよ」と宣伝する番組になっている。
中国はシャム双生児の数が多いような気がするが、実際には普通の環境でも2万組の夫婦に1組の確率でシャム双生児が産まれるらしい。そして世界には分離手術をしないまま普通に生活している双子もいる。詳しくはこちらまで。http://plaza.rakuten.co.jp/thm/77218/g710/
そうなるとまったくシャム双生児が産まれない日本てどうなんだろうと思う。妊娠前検査でダウン症かどうか調べることには多くの反対意見があるが、実はシャム双生児も知らずに闇に葬られているのかもしれない。そして存在自体も抹殺されているのってどうなんだろう?それでも自分の子供がシャム双生児だとわかったらショックは隠せない。