台湾映画

秋はアジアで映画祭が目白押し

毎回この時期はどこで何を観ようか悩んでしまう。一番注目されているのはやはり釜山国際映画祭だろうが、しゃべりが外国語で字幕が韓国語や英語だとお手上げだったりするので、やっぱり狙いたいのは金馬か香港亞洲。今年は日本にいるので、東京国際映画祭も…

第32回東京国際映画祭上映作品発表

スケジュールは9月30日発表予定。チケット一般発売は10月12日と13日に分けて発売予定。 https://2019.tiff-jp.net/ja/ 観たい作品はいろいろあるが、まずは 「麥路人(ファストフード店の住人たち)」12日発売。 なかなか塩っぱそうな内容。 「繼園臺七號(…

呉慷仁(ウー・カンレン)主演台湾映画「狂徒」をネットで見る

たまたまネットで拾ったので見てみた。2018年釜山国際映画祭でも上映。 監督はこれが長編デビューの洪子烜(ホン・ズーシュアン)。28歳でこの作品を撮った。若いのでいろいろ足りない部分はある。しかし経験を積めば、今後台湾アクション映画史に残るような…

香港国際電影節で「自由行」を観る

2018年東京フィルメックスでも上映。 中国大陸から実際に出禁になった応亮(イン・リャン)監督の経験を元にした映画。 香港人と結婚した女性映画監督が台湾で故郷(四川省)にいる年老いた母親と会うが、お互いの心の距離はなかなか埋まらない。夫の気遣い…

大阪アジアン映画祭で「誰先愛上他的(先に愛した人)」を観る

2度目の鑑賞。生の邱澤(ロイ・チウ)が目当て。 こちらは行けなかったオーサカ Asia スター★アワード授賞式の模様。長年王子役を演じただけあってタキシード姿が決まっている。 上映後の舞台挨拶では日本語でも語ってくれた。劇中劇のお芝居は実際にお客さ…

大阪アジアン映画祭で短編3作品を観る

台湾「2923」37分 キャバクラで働く女の子が刑務所の面会に行く仕事を頼まれる。受刑者2923と会うたびに打ち解け合い、人生に迷っていた女の子は新しい人生を見つけ出す。 何もかも丁度いい。37分という長さとこの物語の内容が合っている。女の子たちの手配…

2月23日から大阪アジアン映画祭チケット発売開始

しっかり朝10時前からセブンイレブンにスタンバって狙っていたチケットを買いまくった。まとめ買いは出来なくて、一枚ずつプリントアウトされたチケット詳細用紙をバサッとカウンターに持って行き、これまた1枚ずつ清算するので店員さんは苦笑いだ。 今現在…

「誰先愛上他的(先に愛した人)」を台北で観る

今年の大阪アジアン映画祭でも上映予定。二輪で上映中だったので、予習も兼ねて鑑賞。主演の邱澤(ロイ・チウ)が大阪に来ることは決まっているので、大阪でも是非観に行きたい。 冒頭部分でアニメ―ションが被ってきたときに、「台湾お得意のゆるいファンタ…

第14回大阪アジアン映画祭上映作品発表

今年の特集企画は台湾と香港の強力2本立て!いやっほ~。 上映作品一覧|OAFF2019 今年はフェスティバルサポーターに入ったので、オープニング&クロージング作品のチケット争奪戦からは解放された。 やっぱり見逃せないのは 香港映画「非分熟女」 もしも呉…

楊徳昌(エドワード・ヤン)監督の名作「恐怖分子(1986)」をネットで見る

「そういえばまだ見ていなかった」シリーズ。デジタルリマスター版がネットにあがっていたので鑑賞。 ある事件がそれまで無関係だった人間を繋げていく。まさに名作と呼ぶにふさわしい映画である。 世の中に映画は星の数ほどあるが、常々「面白い映画とつま…

呉慷仁(ウー・カンレン)主演短編映画「我們不應該討論愛情(2016)」は必ず2度見する

R.E.D.公益紅計画がある目的のために作った19分の短編映画。 ポスター通り仲のいい夫婦が登場するが、ところどころ何かがおかしい。予備知識無しで見たので、最後の展開に唖然した。そしてまた最初から見直すといろいろ合点がいく仕掛けになっている。妻の親…

眠らない街香港で夜を過ごす

飛行機は夜9時半に無事に香港に到着した。香港では24時間以内の乗り継ぎの場合、荷物は預けっぱなしでOKだときいたので、手ぶらでそのまま空港を出る。 エアポートバスに乗り旺角(モンコク)に行く。目当ては真夜中上映の映画だ。見たい映画はいろいろあっ…

眠らない街香港で本当に眠らないとどうなるのか?

香港経由で日本に戻り、1週間ばかり滞在する。行きは香港滞在が6時間なので空港でやり過ごすとして、帰りの香港滞在時間12時間をどうするか思案中だ。 一晩を香港で過ごすが、到着時間が遅いのでホテル宿泊は最初っから除外。荷物もインタウンチェックインで…

意外と泣けるかもしれないホラー映画「紅衣小女孩2(紅い服の少女 第二章 真実)2017」

「紅衣小女孩(紅い服の少女 第一章 神隠し)」がヒットしたので、パワーアップして続編を製作。1に引き続き出演した許瑋甯(ティファニー・シュー)もパワーアップして悪霊も演じている。 実際はとてもきれいな女優さんなのになあ。 ホラーに美女は欠かせ…

大阪アジアン映画祭で台湾映画「川流之島」を観る

去年の台北電影節で見逃してくやしい思いをした映画。 高速道路の料金所で働くシングルマザーのしょっぱい人生。ある日突然、主人公の息子に娘が強姦されたと訴えられ高額な慰謝料を請求されてしまう。それを工面しようといつも料金所でナンパしてくる男に売…

大阪アジアン映画祭で台湾映画「血観音」を観る

これもずーーーと観たかった映画。 イラストバージョンと女優バージョン。 主演女優がすごい。母:恵英紅(カラ・ワイ)、長女:呉可熙(ウー・クーシー)(「氷毒」「再見瓦城(マンダレーへの道)」)次女:文淇(ヴィッキー・チェン)(「嘉年華」「心理…

台湾映画「52赫兹我爱你(52Hz, I love you)」を飛行機の中で観る

いつもの如く帰りは香港経由の飛行機に乗った。今回はラッキーなことにビジネスクラスにランクアップしての搭乗だった。人生最初にして最後のビジネスクラスかもしれないので大いに堪能した。 そんな訳で観たい映画が見放題。まずはこれから。 魏徳聖(ウェ…

東京国際映画祭で「報告老師!怪怪怪怪物!(怪怪怪怪物!)」を観る

そう言えば東京国際映画祭だなあと思って、日本にいる間に観られる映画はないかと調べてみた。そうしたら「報告老師!怪怪怪怪物!」が残り4席だったので、速攻ネットで買った。 日本語と中国語のダブル字幕だったのでかなり助かった。耳で聞いた言葉を文字…

台北電影節で「目撃者(目撃者 闇の中の瞳)」を観る

今年のシメの一作。今年は既に公開済みの映画ばかりなのとスターが来ていないので全体的に地味な印象だった。 この映画も今年の3月に一般公開済みだ。但しとても評判が良かったので今回映画祭で観られてよかった。 脚本がすごくいい。交通事故の当事者を探す…

台北電影節で「順雲」を観る

台湾の基隆を舞台にした老老看護のお話。 60歳も過ぎた順雲は早期退職して80歳を過ぎた母親の看護をしている。兄と姉は既にアメリカに移住しており頼りに出来ない。 母はかつて京劇役者をしていたが、今では自力でベッドから起き上がることもままならない。…

台北電影節で桂綸鎂(グイ・ルンメイ)主演「徳布西森林」を観る

日本語に直訳すれば「ドビュッシーの森」。 監督はフランスに20年在住している台湾人。なのでQ&Aに出席したのはプロデューサーと美術さんのみ。監督、なぜ来ない。 先に正直に告白しておく。午後1時半の上映で、お昼をついお腹いっぱい食べてしまったことも…

台北電影節で「再見瓦城(マンダレーへの道)」を観る

台湾では去年公開。大陸では短い予告版しか見られず、ずっとモヤモヤしていたがやっと見ることが出来た。日本でも2016年の東京フィルメックスで公開。 不法労働者の実態を描いた映画。社会の底辺にいる彼らに世の中は容赦ない。 華僑というと世界中でファミ…

台北電影節で「明月幾時有」を観る

日本軍占領下における遊撃隊の活躍を、史実を元に映画化した作品。 抗日ゲリラ戦の話だが緊迫感はあまりない。どちらかというとユーモラス。それは母親役の葉紱嫻(ディニー・イップ)や劉黑仔役の彭于晏(エディ・ポン)の本来のキャラに依るところが大きい…

台北電影節で「強尼・凱克(ジョニーは行方不明/台北暮色)」を観る

つかみどころがない映画。エッセイ映画というか。台北での日々の出来事を撮った映画で特に起承転結もない。 だからと言って駄作というわけではなく、映像の中の台北は美しく、台北という場所に対する愛に溢れている。 香港人のお金持ちの彼氏がいて娘もいる…

台北電影節で「骨妹」を観る

今年の大阪アジアン映画祭では「姉妹関係」というタイトルで上映。 女性の同性愛をテーマにした映画だが、はっきりした描写はない。 マカオのマッサージ店で働く女の子がお互い助け合いながら生きていくお話。 若い時の主役を演じる廖子妤(フィッシュ・リウ…

台湾一周の旅ー高雄1

海生館から直接バスで高雄へ行く。久々に高層ビル群を見る。道が全部まっすぐで広い。新しい街なんだなと思う。 早めについたのは二輪映画を見るためだ。結局高雄で4本映画を観た。 新作:台湾映画「接線員(ザ・レセプショニスト)」 イギリスに留学した台…

日台映画「ママダメ」=「雖然媽媽說我不可以嫁去日本」

日本で先に公開しているが、台湾では今日から公開。 監督は以前台湾に住んだことがあるらしく、何が台湾らしいかをよく分かっていると感じた。台湾人が話しているのが中国語と台湾語のちゃんぽんだったり、いかにも観光地な場所(九份は日本人なら一度は通る…

今日から先行チケット販売!2017台北電影節

今の段階での売り切れ作品。 一回しか上映しない「白蟻-慾望謎網」が売り切れた。既に今年の3月に一般公開されているので、「もしかしたらいける?」と思っていたのに。これも吳慷仁(ウーカンレン)効果なのか。「大佛」も見たかったけどな。残念。 もうす…

2017台北電影節上映スケジュール発表

首を長くしてずっと待っていたが、今日遂にスケジュールが発表された。 6枚セットは999元。6月4日13:00から発売される。但しこれは単なるチケット交換券だ。全席指定の予約を入れられるのは10日13:00から。台湾のセブンイレブンに置いてあるチケット販売機…

吳慷仁(ウーカンレン)はノーマークだと思っていたのに

最近吳慷仁づいて浮かれているが、日本でも早くからマーク済みと分かり「華流女子は侮れない」と改めて思った。 そんな吳慷仁は今年の台北電影節の電影大使に選ばれており、現地で出会える確率が大だ。しかも主演作「白蟻‐慾望謎網」も上映されるのでこれは…