2022-01-01から1年間の記事一覧

The road to Hong Kong Coliseum(紅館への道)~その3~

7月に入りもうすぐ本番、リハーサルは夜通し行われている模様。いつも思うが、働かせすぎだと思う。 香港の強制隔離期間は今でも7日間。お隣の澳門(マカオ)は11日からロックダウンが始まり、かなり厳しい状況だ。どっちみちチケット無いんだけどさ。 そん…

映画監督北野武誕生「その男、凶暴につき(1989)」

シネ・ヌーヴォの「上野昻志による異貌の日本映画史『黄昏映画館』」から。35ミリフィルムでの上映なので、ところどころ傷あり。 当時、このタイトルとポスターをパロディすることが流行ったのを覚えている。 といっても観るのは初めて。バイオレンス映画は…

未来の姥捨て山「PLAN 75」

平日の昼の回なので、ファーストディとはいえ見事にみんな年齢層高め。他人事ではない人たちばかり。 近い将来、日本でも安楽死が承認されたらどうなるかというお話。今年81歳の倍賞千恵子が78歳のミチを演じていてとても自然。ミチにはすでに家族はいないが…

これは大画面で見た方がいい映画「下半場(運命のマッチアップ)2019」

台湾では2019年8月に一般上映されて、その年の金馬奨や次の年の台北電影奨で多くの賞を獲得している。日本では昨日から一般上映。 去年台湾文化センターがオンライン配信したラインナップの中にも入っていたが、バスケはあまり興味が無いのでスルーをしてい…

「DEATH DAYS」YouTubeから見るか、映画から見るか

私は取り合えずYouTubeから見た。映画はアップリンク京都で。 「そうして私たちはプールに金魚を、」は好きだが、「WE ARE LITTLE ZOMBIES」は見ていない。単純に好みの問題である。 mingmei2046.hatenablog.com それで「DEATH DAYS」はというと好きな方だっ…

複雑な構成に唸る「複身犯(2021)」

台湾文化センターが主催する2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜〜革新と継承〜」の第3回目としてこの映画が登場。 2021年の台北電影獎と金馬獎にノミネートされており、台湾での一般公開は2021年2月。 全ては主演の楊祐寧(トニー・ヤン…

ベンとジョディが肉体派に変身「ベン&ジョディ」

6月9日からNetflixで配信中。前の2作とは全く違う体を張ったアクション映画になった。 男くさいポスター。 これまでのあらすじから。ベンとジョディは、性格は正反対ながらも協力してジャカルタでカフェを経営していた。前作の最後に天才バリスタのベンは、…

今日から台北電影節のチケット発売

私がMIRRORにうつつを抜かしている間にも世の中は動いている。 台北電影節の作品と上映日程が決定した。 www.taipeiff.taipei 気になる作品を紹介したい。まずはオープニングとクロージング作品から。 「初戀慢半拍(MAMA BOY)」 主演は徐若瑄(ビビアン・…

The road to Hong Kong Coliseum(紅館への道)~その2~

今日はファンクラブの会員のみ購入することが出来るチケット発売日。そうは言っても ページを開くことすら困難。 ひたすらこの画面が続く。香港時間で午前10時から始まり、一応締め切りは午後11時59分。街のネットカフェでは、ネットのスピードに賭けようと…

「SUMMER SONIC 2022」にMIRRORが出演決定!

突然の発表でどうしていいのか。チケットもう完売だし。 www.summersonic.com MIRRORが出演するのはPACIFIC STAGEで、アジアの人気者を集めた感じ。タイや台湾からもアーティストが出演している。 フェスは行ったことないしなあ。関東に住んでいたら行ったか…

The road to Hong Kong Coliseum(紅館への道)~その1~

今日は朝から大はりきりでパソコンに向かう。パスポートとクレジットカードも準備して午前11時に早速パソコンとスマホでUrbtixにアクセスするが、もちろんそう簡単には前には進まない。 この画面から全く変化なし。でもそれは想定内なのでこちらも特に焦るこ…

The road to Hong Kong Coliseum(紅館への道)~序章~

紅磡(ホンハム)にある香港體育館、略して「紅館」。ここでコンサートを開くのが香港のアーティストの夢ともなっている。 今までのおさらい。 4月29日に「Citi The Club(シティバンクのクレジットカード)」会員の先行発売がされた。初日は秒殺で売り切れ…

今年の台北電影節の大使は劉冠廷(リウ・グァンティン)

夏の風物詩、台北電影節がもうすぐ始まる。まだ全部の上映作品は発表されていない。 www.taipeiff.taipei 毎回、旬の俳優が大使を務めるが今年は劉冠廷。大張り切りの劉冠廷だが、今年で34歳。その半ズボンはどうしたw 俳優になる前は体育の先生だった。そ…

MIRROR公式ファンクラブが設立したので入ってみた

デビューして3年以上経つのに私設FCしかなかったのは、メンバーが今までVIU TV(香港電視娯楽)との契約だったから。それが今年VIU TVの親会社の電訊盈科(PCCW )が「MakerVille」という芸能プロダクションを設立。VIU TVと契約していたタレントがそっくり…

香港のトップアイドルが反戦歌を歌うMV「作品的説話」

4月30日で23歳の誕生日を迎えた姜濤(ギョン・トウ)。彼のファンたちがお祝いとして自費でラッピングトラムを走らせたり、広告を流したり、香港は姜濤だらけだった様子。 そんな中、誕生日に合わせて彼の新しいMVが発表された。 www.youtube.com 字幕の言語…

初の紅館演唱會「MIRROR WE ARE Live Concert 2022」開催決定!

今日記者会見が開かれ、正式に発表された。 例えて言うなら日本武道館でコンサートを開くようなもの。ミュージシャンなら誰もが憧れる場所である。 日程は7月25日~31日と8月2日~4日の10ステージ。とりあえずコロナのため7割程度のお客の入りを想定している…

日々是研究中「MIRROR」音楽編

デビューから順番に見ていくのが普通だが、新しいMVから遡って見るのもお勧め。というのも最初の頃は初々しすぎて、見ているこっちが恥ずかしい。人気が出るにつれて徐々に演出も凝ったものになっている。 「一秒間」2018年11月3日 www.youtube.com 「ASAP」…

日々是研究中「MIRROR」メンバー紹介編#2024年3月現在

寝る時と仕事している以外は常にMIRRORを鑑賞中。やっぱり自分は広東語ポップスが好きなのねと再確認。 デビューは2018年11月3日。オーディション番組から誕生したアイドルグループ。歌以外にバラエティ、ドラマ、映画にも出演し、ソロでの活動も続いている…

もしもはるたんが香港人だったら「大叔的愛」

只今TELASAで配信中の、「おっさんずラブ」の香港版リメイクドラマ。香港では2021年6月から放送。日本オリジナル版よりも長い約45分×15話なので、その分話が膨らんでいろいろ楽しめる。 春田創一:田一雄(阿田)を呂爵安(イダン・ロイ)、牧凌太:凌少牧(…

ローズ姐さんの人生に幸あれ「華燈初上(華燈初上 -夜を生きる女たち-)」SEASON3

大阪アジアン映画祭真っただ中の3月18日からNetflixで配信が開始された。とにかく落ち着いてからじっくり鑑賞。ネタバレは禁じ手なので感想だけ。 「意外な人物が真犯人」というミステリーのセオリー通りとなったが、それで話は終わらない。第22話で犯人は分…

ナワポンは絶対いいヤツ「ハッピー・オールド・フィルムズ2」

東京、京都に引き続き「ナワポン・タムロンラタナリット監督特集~タイからの新しい風~」が大阪シネ・ヌーヴォでも上映された。 監督が自ら企画&制作した特集上映のオリジナルポスター大阪版。映画の登場人物も混じっているらしい。東京、京都版も同じくら…

まさに香港郊外ツアー「緣路山旯旮(僻地へと向かう/縁路はるばる)」

今回も香港の新たな魅力を見せてくれた黃浩然(アモス・ウィー)監督。香港では2022年2月のバレンタインデーに合わせて公開された。2021年香港亞洲映画祭のクロージング作品にも選ばれている。舞台挨拶の様子がYouTubeにupされていて、主演の岑珈其(サム・…

単なるメロドラマで終わらせない「不想一個人(一人にしないで)」

台湾では2021年12月24日のクリスマスシーズンに合わせて一般公開された。 范揚仲監督の作品は多くない。テレビ映画というテレビで放送された映画が3本のみ。しかしこの映画を観て並々ならない才能を感じた。 メインはこの3人。 左からデリヘル嬢の金莎役:温…

健全なエロにほっこりしてしまう「セールス・ガール」

今回の一番の掘り出し物。なかなかモンゴルの映画を観る機会はないので観てみた。センスが良くて、登場人物のキャラもそれぞれ魅力的だった。 まず主人公の女の子の変化がいい。最初はヒゲが生えてそうなくらいおぼこい女の子だったのに、自己を開放するにつ…

ムイ姐さんを再び見られるなんて「梅艷芳(アニタ)」

ただせさえ席の間隔が狭いABCホールは満席で、人でぎゅうぎゅうだった。 ドラマ版を見てからの鑑賞だが、やっぱりグッと胸にこみ上げるものがある。 まずは80年代から90年代の香港の再現度がすごい。 茘園:幼い梅艷芳が姉と一緒に舞台で歌った場所 1949年に…

一緒に中国の秘境に行こう「宇宙探索編輯部(宇宙探索編集部)」

お客の入りは5割ぐらい。案外人気。キワモノ映画かと思いきや、きっちりとした技術で撮られたニセドキュメンタリー映画だった。「水曜スペシャル川口浩探検シリーズ」が好きな人は、これも好きなはず。 中国は映画やドラマの検閲が厳しいことで知られている…

アイドル映画も撮れることを証明した「阿媽有咗第二個(ママの出来事)」

平均年齢が高い映画祭の会場で、今日だけ若い女性が多いなあと思ったらどうもMIRRORのファンだったらしい。 英皇電影(エンペラーモーションピクチャーズ)が製作。前作「29+1(29歳問題)」で女性の気持ちを代弁した彭秀慧(キーレン・パン)監督が、今度は…

家族って容赦ない「美國女孩(アメリカン・ガール)」

2021年東京国際映画祭で鑑賞済み。今回はNetflixで配信開始されたので、中国語字幕で再び観ることにした。 莊凱勛(ジュアン・カイシュン)が普通のお父さん役で出ていることに驚き。最後まで何か裏があるのではないかと疑ってしまった。母親役の林嘉欣(カ…

準備はいいかい?大阪アジアン映画祭上映作品発表

今年もやってきました、大阪アジアン映画祭。香港映画の「濁水漂流」が無いのが残念。しかし台湾、香港の映画が多数上映されるのはうれしい。 www.oaff.jp 作品ごとの解説はまだだが、今は本国で上映済ならネット上で簡単に情報が手に入るいい時代。何なら自…

「前科者」映画版を観る

ドラマ版が思いのほか良かったので、劇場でも観ることにした。しかし公開1週目の水曜日の夜の回で観客は10人前後だった。朝の情報番組などでも宣伝してはいるが、重いテーマなので有村架純主演とはいえ厳しいのかもしれない。 ドラマ版では触れられなかった…