2021-01-01から1年間の記事一覧
数年前、香港の金鐘にある映画館の前でポスターを見かけてからずっと見たかった。日本では2015年に映画館で上映されているので、多分その頃だろう。 大阪ステーションシティシネマで上映。ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーが博士役と怪…
台湾では2021年1月29日から一般上映。大陸では検閲で6分削除されたバージョンで上映された。どこが削除されたんでしょうね。 2031年の元宵節。ある巨大企業の社長が撲殺された。その事件を担当するのが、がんを患い余命少ない検察官とその妻である刑事。怪し…
「未体験ゾーンの映画たち2021」から。郭子健(デレク・クォック)がプロデューサー、長年郭子健とコンビを組んで視覚効果(ビジュアルエフェクト)に携わった黄智亨(ヘンリー・ウォン)が監督をしている。 お話はわちゃわちゃしているので、もう少しすっき…
大丸心斎橋店でのイベントでやっていたので参加してみた。 www.daimaru.co.jp 自分が好きなものしか出てこないやさしい映画。最初に観たのが何時だったのか思い出せないが、2011年11月には映画のロケ地にもなった朵兒咖啡館(Daughters cafe)に行っているから…
昔から2次元よりも3Dよりもストップモーションアニメが大好き。大阪ではシアタス心斎橋と第七藝術劇場のみ上映。→その後大阪ステーションシティシネマでも上映。こちらの方がスクリーンが大きいのでお勧め。 監督、脚本、美術、音楽、編集、映像効果をほぼ1…
2がおもしろかったので、遡って1を鑑賞。日本では2017年のむコレで上映。今はAmazonビデオなどの配信で視聴可能。騰訊視頻では無料で視聴可能。普通語と広東語が選べるが字幕は簡体字。 そういえば以前観ようとした時に、冒頭の余詩曼のTVドラマ的なノリに…
「未体験ゾーンの映画たち2021」から。「使徒行者」シリーズは映画が3まである以外にTVドラマもシーズン1~3まであり、映画の続編も今後製作するかもと言われている。しかし映画とドラマには繋がりがほとんど無く(ちょっとある)、「潜入囮捜査」モノとい…
約20年ぶりの 「バッファロー'66」。3月16日からオープンのシアタス心斎橋で鑑賞。 当時は予告編も話題になった。今のようにネットで簡単に予告編が見られる時代ではなかった。大抵は映画館で上映前に流れる予告編をチェックして次に観る映画を選んでいたも…
映画「十年」の中の「浮瓜(エキストラ)」を撮った郭臻(クォック・ジョン)監督の25分の短編映画。金馬では最優秀短編賞を受賞した。デモの場面は実際の現場で撮影されたもの。 しがないタクシー運転手がデモに巻き込まれる一夜のお話。そこに乗り込むお客…
今年のアジアン映画祭で一番かもしれない。「香港でダンス映画は誰も見ない」というジンクスを破って大ヒットした1から6年。ますますパワーアップして帰ってきた。 今回はHIPHOPとダンスを愛するKIDAの面々が映画のヒットによって人気者になる中、都市再開…
観たときは、デリケートなテーマを乱暴に扱った映画だなあと感じたけれど。 性分化疾患の人々のインタビューなどを見ると、映画の中にあるような乱暴な扱いを実際にされていているようなのだ。本人の同意なく手術をされてどちらかの性に無理やり当てはめよう…
イスラエルのラブコメ映画ってどんな感じ?と思って鑑賞。 結婚式後の一夜を描いた楽しい映画。夜のテルアビブの街を主人公たちと一緒に徘徊出来る。 花嫁がラブコメでは定番のちょっとロマンティックでかなり強引な性格。花婿が実は元カノと切れていないん…
今年も無事映画祭が開催されたので、まずは一安心。今年のオープニング作品は許鞍華を追ったドキュメンタリー映画。 映画の中で何度も許鞍華の後ろ姿が映し出されるが、まさに背中が彼女の人生を物語っている。 賞レースの常連であり生けるレジェンドの彼女…
台湾では2020年11月20日から一般公開。金馬では最優秀美術賞や最優秀助演男優賞を受賞している。 舞台は台中市。元同級生の電風、閉結、罐頭、銘添4人のちょっとしょっぱい人生を描いている。最初に監督のナレーションから始まり、最後も画面に乱入してくる…
上映期間が1週間しかないので、急いで観に行く。 1966年の刑務所が舞台。なので全体的にクラシックな雰囲気。古めかしい刑務所内部や、死刑囚の味方になる社会福祉士の服装や赤い車もかなり自分好み。 最初はいかつい制服姿で威厳のある所長が、次第に髪を振…
2019年の東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞したイラン映画。日本でイラン映画ブームが起きたのは私がまだ20代の頃。「規制だらけの中での映画製作も大変だなあ」程度の理解度だったが、そこから時は流れて、娯楽性のある映画が作られるようになったのは感…
緊急事態宣言が継続される中、今年も何とか開催することが出来た。チケットの入手方法がいつもと違っているので、注意しながらチェックしよう。 www.oaff.jp オープニング作品は文念中(マン・リムチョン)が許鞍華(アン・ホイ)を撮ったドキュメンタリー映…
メキシコと言えばアメリカ映画やドラマでたまに登場する貧しい国というイメージしか無い。なので敢えて視聴。おもしろそうだし。 構成がうますぎて、まるで普通の映画のようだった。まず闇救急車で生計を立てている家族のキャラが抜群。リーダー格のイケメン…
今年注目されている台湾ドラマ。公共電視での放送開始日は未定。 1867年に起きたアメリカ船ローバー号の海難事故が発端となり、台湾人が初めて国際条約を結んだいきさつを小説にしている。しかもアメリカ側と条約を結んだ相手は、当時未開の地に住んで野蛮だ…
引き続き愛奇藝海外版で無料で見られた。全12話。話としては「無証之罪(バーニング・アイス-無証之罪-)」の続編にあたる。 中国大陸にありがちだが、続編なのに俳優も設定も変わっている。制作会社も監督も違うからだが、原作者ももう少し気にすればいい…
2020年6月に愛奇藝で配信され高評価を得た全12話のドラマ。日本でも無料で見ることは出来るが、日本語字幕は無い。しかし1月21日よりWOWOWで放送することが決定。 舞台は2005年の風光明媚な田舎の町。夏休みの間に殺人事件を目撃してしまった3人の子供たちと…
日本のお正月映画にドニーさん登場。ハードなアクションにユルいギャグ。家族みんなで観るのに丁度いい。 あらすじは置いといて。序盤からカーアクションで飛ばして最後は東京タワーでの決闘で締める。一時流行った韓国流のリアルなアクションではなく、見栄…
これも大阪市立図書館で借りた。1970年代の台湾におけるゲイたちの恋愛、苦悩が分かる。 1983年に出版され、まず1986年に映画化、2003年に公視で20集のドラマ化、2014年に初の舞台化となり、2020年には再び舞台化された。 ドラマと2014年版の舞台は私も見た…
お正月はどこにも行けないので、図書館で本を借りて家に籠ることにした。大阪維新の会が税金の無駄遣いの一つに挙げた市立中央図書館には、アジア系の作家の翻訳本が結構揃えられている。難を言えば、外国人の本をざっくりまとめて、あいうえお順に並べてい…