雨のせいで延び延びになっていた屋外の撮影が出来るようになり、自分の仕事にも少し余裕が出て来た。だいたい撮影開始から１ヶ月後くらいがダレる時期で、何にもしたくなくなってしまう。クランクアップは８月中旬予定なのであと４ヶ月もある。もちろん撮休…

小雨の降る中、梅渓牌坊というところで撮影をする。ここはハワイに出稼ぎに出て金持ちになり、その後ハワイのお姫様と結婚した華僑の家である。そのハワイの姫との間に１２人の子供をもうけている。１２年間ほぼ妊娠しっぱなしってどういう気分だろう。 石造…

北京の大学には必ずと言っていいくらい毛沢東のデカイ石像が建っている。観光地の土産物屋にも毛沢東の肖像画があったりして今でも影響力は大きいのかなと思う。 でもそれがいったん北京を離れると全然見かけない。簡体字でさえ繁体字に取って代わられること…

天気も何とか良くなり今日は大掛かりなオープンセットで撮影する。 マレーシアに送り込まれた豚仔（「苦力クーリー」とも言う。ほぼ奴隷と同じ意味）が働くシーンである。大型バスで次々と送り込まれるエキストラは５００人。でもほとんどの人が何を撮影する…

天気がずっと悪くスケジュールの大幅変更を強いられている。日本だったら前もって雨天用と晴天用と２種類香盤表（スケジュール表）を作るのだが、中国は「雨が降った場合の事は実際雨が降ったら考える」方式なのでいつもごたごたする。 それで雨天でも撮れる…

普段使っている乳液がもうすぐなくなるので、近くにデパートがあるかどうかネットで調べた。そうしたら珠海と中山に「吉之島（ジャスコ）」があることを発見。これは是非行かなくては！幸い珠海の近くで撮影があるので途中まで乗せてもらう事にした。 撮影現…

今の段階でも台本は２０集／４０集までしか出来ていないが、一番最後のシーンを撮る事になった。 それというのも今後オープンロケセットを中国の街並からマレーシアの街並に変えるのだが、その前に最後の中国シーンを何としても撮らないといけないからだ。 …

さて、今日から主役の登場である。 準備期間中からキャスティングは二転三転し、結局決まったのが佟大為。 知らない人が多いと思うが、「レッドクリフ（赤壁）上」で最後の方にサッカーのゴールを決めた人である。いろんなドラマに主役として出演しているの…

明日撮影する現場の下見をするために珠海に行く。「北山画家村」という古い民家を画家達に開放した場所で、アトリエとギャラリーが一緒になっている。北京にも元民家のアトリエはいくつかあるが珠海にもあったとは。 途中珠海観光で有名な「海女像」やマカオ…

今回も同室は去年と同じ郭ちゃんである。でも彼女は編集助手ではなく記録さん（スプリクター）として参加している。だからといって繋がりとかをチェックするわけでもなくテープの管理が主な仕事。（注意：中国にも繋がりとかチェックするプロの記録さんはち…

今日は詹園（ジャンユェン）で撮影する。ここは昔海外で一財産を築いた華僑が親孝行のために建てた大邸宅である。今でも個人所有なのだが、一般公開もされている。 とにかくでかい。入口入ってすぐに見取り図があるが、もう「家」とは言えない。建物の中心は…