2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日からA組

クランクアップの次の日からまた撮影である。現場の道具係はまた呉くんと一緒。たのもしいかぎりだ。彼はほんと仕事ができる。怠けないし急な要求にも嫌な顔をせずがんがんこなしてゆく。こういう男の子は以外と撮影現場では少ない。基本的にコネで入ってく…

B組とうとうクランクアップ

今日はぐんと時間が遡り、ちょうど文革頃の話を撮影する。以前は文革の話をドラマで取り上げられることは少なかった。しかしここ2、3年で話の中にちょこちょこ登場するようになった。「下放」「知青」なんて言葉も出てくる。それでも批判する内容はなく、…

軍事学校で撮影

ここで何日間に分けて撮影。時代はうんと近付いて70年代になる。場所は本物の軍事学校で撮影。広い敷地に宿舎、教室、食堂が棟ごとに分かれ、グラウンドまである。しかし何故か中は男ばかり。女性はせいぜい売店のおばちゃんぐらいしかいない。そこで問題…

北京初日は廃墟で撮影

今日は大きな工場が集まる場所で撮影。といっても殆どは閉鎖されていて廃墟になっている。ここで撃ち合いや爆破が行われる。設定としては東北地区での街中での攻防戦。しかしこの季節、北京特有の柳の白いわたがふわふわ飛んでいる。それを「粉雪」というこ…

久々に家に帰る

今日は移動日。しかし出発そうそう驚異的な渋滞にハマる。こういう時中国人はどうするか。対向車線を思いっきり走るのである。対向車が来たらどうするのか?それは対向車が来た時に考える。これが中国式合理的な考え。そして何とか北京の南、盧溝橋の近くの…

今日も日本鬼子登場

今日でひとまず伏牛山の撮影は一段落して明日は北京に移動。移動がとにかく多いこのドラマ。なにせ50年にわたる軍人の半生記である。そのうち物話の半分は戦闘シーンにあてられている。抗日戦争から東北ヤクザ撲滅、国民党との戦い、朝鮮戦争、ベトナム戦…

友達は日本鬼子

朝撮影現場に向かう車に乗り込んだ時見なれた顔に出会った。なんと友人2人が役者で出演するのだ。もう既に「日本鬼子」衣装に着替え済み。今日の現場は「天幕」と言う場所で少し離れた場所にある。河の対岸なのだが橋がないので大回りしなくてはいけないの…

全身やけどの戦士

今日は野戦総合病院のシーン。若い戦士が戦いで瀕死の重傷を負い病院で死んでゆくのである。この戦士の特殊メイクはかなりリアル。そしてまだ寒いのに上半身裸にならなくてはいけない役者に最後みんなで拍手。それでも現場に暖房器具は用意せず生姜スープを…

夜はやっぱり寒かった

今日は野戦病院のシーン。夜中までかかるがめちゃくちゃ寒い。仕様がないので衣装さんに頼んでエキストラの綿入り服を借りる。しかも風が強くて3つあるセットのテントもかなりぐらぐらして危ない。東北を脱出してもまだ寒さからは逃げ切れないらしい。 この…

朝鮮戦争撮影

今日はぐんと時代が進み朝鮮戦争の戦場を撮影。ここで主要人物の一人が戦死するのだ。そうはいってもアメリカ軍のエキストラもみんな中国人なんだけど。この頃にはエキストラの数が50人とか70人とか言われても動じなくなくなる。慣れってすごいなあ。 そ…

河北省臥牛山に到着

朝ドアをガンガン叩かれ起きる。時間は6時。読み通りだ。朝ご飯にカップラーメンとソーセージを配られる。朝からカップラーメンは無いだろうと思い、昨日買った「好朋友」という森永エンゼルパイそっくりのお菓子を食べる。これも読み通りだ。そして車に乗…

車で大移動

朝荷物をまとめてライトバンに乗り込む。やっぱりこのいつもの窮屈な車で移動するのかとため息。撮影の荷物は車でも人はせめて列車で移動させて欲しかった。高速を使っても1日では北京には着かない。その日は瀋陽で1泊することになった。しかしそんなこと…

ハルビン最後の日

今日は天気が不安定で晴れたと思えば吹雪いたり。しかし全部撮りきれなくても明日は移動日。とうとう東北脱出である。長かった。もう寒いのはイヤ。 他のスタッフも南方出身が多くこの寒さにはみんなまいっていたので、今日は何となくうきうきしている。天気…