ベトナムアクション映画「ハイ・フォン」をNetflixで観る

今年の大阪アジアン映画祭でも上映された。ベトナム初の本格アクション映画。

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いろんなパターンのポスターがあるが、どれも楳図かずお調なのは何故なのか。

アクション映画の基本を踏まえつつ、新しいことにも挑戦しているその姿勢に好感が持てる。市場の中や列車の上のアクションはお約束。美しいベトナムの風景も堪能できる。説明的なメロドラマのパートがちょっと多いが、アクションにそれほど興味のない人にも見てもらうには必要な部分だろう。

ラスボスが年季の入った女性で、しかもめちゃくちゃ強くてインパクト大。特にこのラスボスが余裕で電話しながらハイフォンとケンカするシーンは実に良かった。主人公のハイフォンも結構強いが、このラスボスに最後ボッコボコにやられてしまう。しかしそこは母親の意地とド根性で諦めずに挑んでいく。

うらやましいなあと思ったのは、アクション映画ファンの数の多さ。ネット上のレビューが普通のアジア映画と比べ物にならないぐらい多い。「アクション映画だったらとりあえず何でも観る!」という人が世界中にはたくさんいるんだねえ。