「飛馳人生(ペガサス 飛馳人生)」をネットで見る

「時代劇制限令」のあおりを私も少しばかりくらってしまい、しばらく日本に滞在することになった。とりあえずNetflixに入ろうかな。

今年の旧正月に大陸で上映され、3月の「中国映画祭 電影2019」でも上映されていた。そして5月3日から日本でも一般公開。全部最初から仕組まれていたかのような極速ぶり。ジャッキーチェンの映画より早いのでは。

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一番の目玉はバインブルク草原のラリーの場面だと思うが、その前の資金集めに走り回るシーンに時間がかかりすぎてそれほど多くない。それでも標高4000メートルの道とは言えないような悪路を走るシーンは迫力満点。ここは大きな画面と音響で是非見るべきだろう。

ラリー以外のことを詰め込み過ぎて消化不良気味。ラリー出場禁止になった理由も「え?」だし、息子と実は血縁関係がないことも特に本筋には影響していない。うさんくさいお金持ちにスポンサーになるように説得するシーンも何だかなだ。そして一番不可解なのはラストシーン。全然分からない。

主人公のライバル役にネットドラマ「上癮(Addicted)」の黄景瑜(ホアン・ ジンユー) が登場。良かった、干されていないらしい。

結局、監督の韓寒は車のシーンが一番好きなのだ。だったらそれメインで撮ればいいじゃないかと思う。しかしそれだと今回のようなメガヒットにはならないだろう。その辺のオトナの計算が動いているイヤらしさが映画にも滲み出ている。

日本で一般公開するのも、実績が欲しいだけだったりして。映画館で観たい人は早めに。