香港の建物探訪その4:九龍城&土瓜湾編

香港映画のロケ地と言えばこの2か所は外せない。地下鉄が延長された後にはまた大きく変わることが予想される。

九龍城某アパート:「一念無明(誰がための日々)」屋上シーン

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既に新しい建物が建設中。後ろのビルが目印。

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地下鉄の入り口は既に完成。周りのシャッター商店街化がすごいことになっている。夜になればもう少しにぎやかになるかもしれない。

土瓜湾益豊大廈:「順流逆流(2000年)」「トランスフォーマー4」

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4つの建物がEの形に並んでいる。真ん中のビルの表示が香港らしい。

周囲にはいい感じの茶餐廳がまだ残っていた。しかし閉店に追い込まれるお店も多数。映画「非分熟女」のお店もこの辺りにある。「金雀冰室」という名前。お店の前まで行ったが中まで入らなかった。

香港の街は香港の人が創っている。しかし土地の高騰は大陸の成金たちの買い占めが原因だ。誰も借りられない買えなくなるぐらい地価が吊り上がってしまい、今街頭でチラシを配りながらセールスしているのは保険会社。大陸より手厚い保険サービスが売りだ。街中でも保険の広告がやたら増えた。

それで集められたお金で保険会社は投資をする。大金が手の届かないところでグルグルまわって一般庶民はひいひい言っている。

そんな大陸成金もいつまでもウハウハでいられるかというとそれは怪しい。下火になるまで待つしかないのか。